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製造業
会社カテゴリー:物流・輸送・倉庫、プロセス測定・検査、ラボ用測定・分析
主サービス提供地域:日本
ニュースリリース詳細
掲載日:2021/07/13
掲載日:2021/07/13
ヴァイサラ、「VaiNet RFL100 ワイヤレス CO2 データロガー」を販売開始 ---ワイヤレスの二酸化炭素計測ソリューションでインキュベータのモニタリングをシンプルに---
ヴァイサラ株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役:ヴェリ・ソレフマイネン、以下ヴァイサラ)は、ワイヤレスの二酸化炭素計測ソリューション「VaiNet ワイヤレスCO2 データロガー RFL100」(以下、RFL CO2)を6月より販売開始いたしました。。価格は定価(税抜き):224,000 円~です。
「VaiNet ワイヤレスCO2 データロガー RFL100」は、ヴァイサラの二酸化炭素計測プローブGMP251とヴァイサラワイヤレス RFL100 データロガーをより使いやすく統合させたものです。この新しい構成は、GMP251 CO2 プローブの優れた計測安定性と精度を活用することで、細胞培養、遺伝子治療、ワクチ
ン研究などで使用されるインキュベータでの信頼性の高いパーセントレベルの二酸化炭素計測を実現しています。インキュベータのモニタリングがよりシンプルに運用でき、設置が容易になる他、コスト削減も可能です。
RFL100 は、単一のデータロガーで複数の計測値(CO2 パーセント、温度、湿度)に対応できます。GMP251CO2 プローブの他、RFL100 対応プローブには、ヴァイサラのTMP115 温度プローブ、温度および相対湿度用HMP115 およびHMP110 プローブがあります。
■パワーとパフォーマンスを兼ね備えた設計
各モニタリングポイントのRFL100 データロガーは、ヴァイサラのviewLinc ソフトウェアに接続することで、モニタリング、アラーム通知、レポート作成を行うことができます。RFL100 シリーズロガーは、ヴァイサラ独自のLoRa®ベースのVaiNet 無線技術を使用し、複雑で障害物のある屋内環境でも、屋内で
約100 メートル(*条件により通信距離は変動します。)の電波性能を備えています。VaiNet は、WLAN アプリケーションとの信号干渉を防ぐLoRa®変調を使用しています。すべてのVaiNet データ送信は暗号化され検証後にviewLinc の安全なデータベースに保存され、データの完全性が担保されています。
ヴァイサラのRFL100 データロガーは二酸化炭素計測に外部電源を使用しますが、バックアップ用のリチウム電池も備えており、電源やネットワークの接続に障害が発生した際もデータロガーのメモリが保護されます。
■ヴァイサラ産業計測部門 プロダクトマネージャー Anniina Uotila のコメント:
「従来は二酸化炭素計測機器の設置にはかなりのスペースが必要で、設置とメンテナンスが非常に複雑でした。関連コストの高さは言うまでもありません。ヴァイサラRFL100 CO2 による構成では、はるかにシンプルな方法でワイヤレス設定が可能です。GxP 規制環境下はもちろんGxP 規制外のインキュベー
タのモニタリングにも最適な製品です。また、ワイヤレスデータロガーでは、データロガーごとにコストがかかるイーサネット接続は不要です。さらに、装置の横に配置できるRFL100 のローカルディスプレイで二酸化炭素のデータを目視で確認できます。」
「エンドユーザ様からは、VaiNet の安全なワイヤレス接続と導入の容易さが高く評価されています。
RFL100 のように到達距離が著しく、信頼性が高い信号がある場合は、各データロガーにイーサネットアクセスをインストールする必要はありません。また、広い動作温度範囲と高い精度が特徴のGMP251 プローブを接続したRFL100 データロガーでは、viewLinc モニタリングシステムでプローブの校正情報が記録されます。」
データの完全性とグローバルコンプライアンスが保たれていることに加え、実績あるviewLinc モニタリングシステムのユーザーフレンドリーなソフトウェア、ウェブブラウザベースのユーザーアクセス、リアルタイムデータ、リモートアラーム通知を同時に活用することができます。
■「VaiNet RFL100 ワイヤレス CO2 データロガー」 の主な特長
RFL10 データロガーでは、ヴァイサラの環境モニタリングシステムのソフトウェアであるviewLinc を使用して安全に通信することができます。viewLinc はアラーム通知、リアルタイムトレンド、GxP などの規制に適合したレポート機能などを備えています。
設定が簡単で、オプションには、CO2(パーセント)のみ、CO2(パーセント)と温度、CO2(パーセント)と温度および相対湿度があります。
RFL100 CO2 データロガーでは、リチウム電池によるバックアップ(22 時間)付きの外部電源を使用します。
GMP251 プローブの計測結果は、国家計量標準機関(NIST USA、MIKES Finland、または同等の機関)またはISO/IEC 17025 認定校正機関を通じて、SI 単位にトレーサブルです。
RFL100 データロガーにCO2 のパーセントデータが保存され、GMP251 プローブの校正情報はviewLinc ソフトウェアで閲覧可能です。