ライフサイエンス企業情報プラットフォーム

ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社

革新的な分析技術であるCE-MS技術をコアとし、受託解析/バイオマーカー探索の2つの事業を柱に、メタボロミクスビジネスを展開する研究開発型ベンチャーです。

会社カテゴリー:ラボ用測定・分析、分析、試験受託サービス、その他受託サービス、研究関連資材

主サービス提供地域:日本、中華人民共和国、大韓民国、台湾、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、インド

<%=SectionAbout%>

ニュースリリース

    <%=SectionNews%>

製品・サービス

2022/08/08

マルチバイオマーカー探索サービス
メタボロインデックス™

分析

HMTではこれまで、メタボロームデータを主な対象としてオミクス解析を多数実施してきました。そこで培った経験や解析技術をもとに、様々な用途におけるお客様のバイオマーカー探索を支援いたします。
メタボロミクスデータなどのオミクスデータに対して、ランダムフォレストによる機械学習を活用したマルチマーカー解析により、判別モデルの作成と関連する代謝物質などの情報を提供するサービスです。

サービス概要

本サービスは、機械学習の一手法であるランダムフォレストを用いることにより、対照群と比較群の違い(疾患の有無など)を判別するための複数のバイオマーカー(マルチバイオマーカー)を高い精度で探索することが可能となるサービスです。
網羅的な代謝物質解析であるメタボロミクスと機械学習を用いたマルチバイオマーカー解析を組み合わせることで、複数のバイオマーカーから見出される特徴を活かした精度の高い判別法の提供を可能とします。

サービス仕様

サービス名称 メタボロインデックス™
実施内容 臨床研究等において取得されたメタボロミクスデータなどのオミクスデータに対して、ランダムフォレストによる機械学習を活用したマルチマーカー解析により、判別モデルの作成と関連する代謝物質などの情報を提供する
実施可能検体 血漿、血清、尿などの生体由来試料
実施可能試験 2群比較、検体数は50検体以上

サービスの流れ(一例)

本サービスの基本仕様は上記の通りですが、用いるデータの種類や値、物質数や検体数などに応じて、実施する解析が少しずつ異なってくる場合がございます。ここでは、サービスの流れの一例として、ある疾患を判別する代謝物質マーカーの探索例をご紹介します。

(データ取得)

本サービスはデータの解析のみを行うサービスですので、まだメタボロミクスデータをお持ちでないお客様におかれましては、弊社のメタボロミクス受託サービスをご利用いただきデータを取得していただく必要がございます(他社・他機関で取得されたデータでも解析可能な場合がございます)。

事前打ち合わせ

お客様と弊社研究員とで事前打ち合わせを行い、試験目的やデータの特性、考慮すべき事項などをお伺いします。

解析の実施 

本例では、検出された全物質を用いてランダムフォレスト解析を行ったところ、訓練データでは良好な値(AUC=1)が得られたものの、クロスバリデーション時のAUC値が0.5175と低かったことから、オーバーフィッティングしている可能性が高いと考えられました。
AUC(クロスバリデーション)= 0.5175

最適な代謝物質数の検討 

代謝物質の数を絞った場合にAUC値が改善することが考えられたため、疾患群と対照群で単変量解析(Mann-WhitneyのU検定)を行い、p値が小さいk(k=1, …, 200)物質でAUC値がどのように変動するかを確認しました。
その結果、右図の矢印部分、9物質を用いた際のAUC値が最も高いことがわかりました。

代謝物質の数を絞ったランダムフォレスト解析の実施

9物質のみを用いたランダムフォレスト解析を実施したところ、クロスバリデーションにおけるAUC値が0.9411となり、高い精度を得ることができました。
AUC(クロスバリデーション)= 0.9411

ハイパーパラメーターのチューニング

計算に必要な各種パラメーターの設定も検討し、最も良い判別モデルを作れるようなパラメーターを探索します。

解析結果の納品

実施した解析について、データを納品いたします。

※本サービスはバイオマーカー探索を保証するものではございません。

用語解説

バイオマーカー

生体内に含まれる遺伝子やタンパク質、代謝物質などの物質のうち、病気の変化や治療に対する反応など、生体情報に相関して変動し、反応指標として客観的な評価が可能な項目・物質を「バイオマーカー」といいます。
例えば疾患の初期に現れるバイオマーカーを探索することができれば、疾患の早期発見・早期治療などにつながると期待されます。

ランダムフォレスト

データから学習をすることでパターンを発見し、さらに学習したモデルを用いて予測を行う「機械学習」の一手法で、複数のモデルを統合するアンサンブル学習の一つです。
決定木と呼ばれる計算手法を複数実行し、それらの結果をもとにした多数決によって最終的な予測結果を出力します。近年はメタボロミクスデータの解析でも多く用いられるようになっています。

ROC曲線 / AUC

Receiver Operating Characteristic(ROC)曲線は、陽性/陰性を判別する閾値を設定した際に、縦軸に敏感度(真に陽性となる割合)、横軸に偽陽性率(陰性者を陽性と判定してしまう割合)をプロットしたものです。
ROC曲線の下部の面積をArea Under the Curve(AUC)と呼び、AUCが0.5に近い値(下図左側)となるほど陽性/陰性の判別がうまくいっておらず、AUCが1に近い値(下図右側)となるほど有効な閾値が設定されていると言えます。
AUCの値を一つの指標とすることで、有用なバイオマーカー・閾値の探索が可能となります。

 

詳細はこちら

2022/07/19

ヒト皮膚ガス測定サービス

分析、臨床

PFS法を用いた非侵襲的サンプリングによる生体ガス解析です。
HMTではAIREX社と提携し、お客様のニーズに合わせたヒト皮膚ガス測定サービスをご提供しています。

皮膚ガスとは

皮膚ガスは、皮膚から放散される揮発性の代謝物質が含まれており、体のにおいとして認知される生体ガスの一種です。
皮膚ガスを測定することにより、体臭、加齢臭等に含まれる種々の成分を明らかにできることから、香料・化粧品開発企業でのスメルケア製品開発・改良等に利用が見込まれます。
また、皮膚ガス成分は、身体的・生理的状態および生活環境等で変化することから、機能性表示食品開発等におけるヒト試験での有効性検証での利用や、メディカルヘルスケア分野における未病・健康状態の指標となるバイオマーカーとしての利用が期待されています。
さらに最近では、皮膚ガス測定によりストレス状態や疲労度もわかることから、メンタルヘルス分野への応用も注目されています。

皮膚ガスの放散経路(概念図)
 

HMTでは、生体ガス分析サービスを提供するAIREX株式会社との提携を通じ、香料・化粧品分野、食品分野、メディカルヘルスケア分野において、ソリューション開発を推進するアカデミア・企業の研究開発を支援し、ヒト皮膚ガス測定サービスの応用分野の拡充を目指してまいります。
皮膚ガスは全く痛みが伴わない非侵襲に生体情報を入手する解析手段として優れていますが、一般に、専用の設備を必要とした研究室におけるサンプル採取などが必要です。
AIREX社における皮膚ガス測定においては、サンプルの採集に、PFS(Passive Flux Sampler)法を用いることを特徴としています。
PFS(Passive Flux Sampler)法は東海大学理学部の関根嘉香教授が開発した皮膚から発生するにおい成分を直接採取する方法で、小型でシーンを選ばずに電源も必要としない皮膚ガス採取方法です。これにより、非侵襲的に簡便且つ定量的に皮膚ガスを捕集し測定することが可能となります。

ヒト皮膚ガス測定の受託サービス

HMTではAIREX社と提携し、お客様のニーズに合わせたヒト皮膚ガス測定サービスをご提供しています。

検査名 項目
一斉定量分析 70物質以上を対象とした分析
(測定対象は定量分析化合物リスト-1参照)
1成分定量分析 定量分析化合物リスト-1から1物質を選択
2成分以上定量分析 定量分析化合物リスト-1から2-10物質を選択
腋臭成分定量分析 定量分析化合物リスト-2参照
疲労臭成分定量分析 定量分析化合物リスト-2参照
加齢臭(酸化臭)成分定量分析 2-ノネナール、ペラルゴン酸、1-デカナール
アンモニア定量分析 アンモニア
メチルアミン定量分析 メチルアミン、エチルアミン、トリメチルアミン
定性解析(上位5成分) NISTデータベースとの照合解析
定性解析(上位10成分) NISTデータベースとの照合解析

本サービスは大学・企業・クリニック等を対象としております。

詳細はこちら

2021/12/10

バイオマーカー測定 | PEA

臨床、分析

血液中に含まれる500種類超の代謝物質を解析し、血中のPEA(リン酸エタノールアミン)濃度がうつ病患者で顕著に低下していることを明らかにしました。HMTでは、抑うつ症状との関連が期待される血漿PEA濃度の受託測定を承っております。

うつ病研究に新たなアプローチを

うつ病は「気分が落ち込む」、「何をしても楽しくない」、「何をするにも億劫」、「元気が出ない」等といった抑うつ症状が継続して、精神的、身体的に様々な症状が出る病気です。
うつ病の診断は、専門医の問診により行われますが、確度の高い診断は容易ではありません。
このため、受診者様の負荷が少なく、生物学的な基盤に立った診断情報をもたらす臨床検査マーカーが待ち望まれています。

HMTは、健常者とうつ病(大うつ病性障害)患者の血液中に含まれる500種類超の代謝物質を解析し、血中のPEA(リン酸エタノールアミン)濃度がうつ病患者で顕著に低下していることを明らかにしました。

PEAの受託サービス


PEA(リン酸エタノールアミン)受託測定


HMTでは、抑うつ症状との関連が期待される血漿PEA濃度の受託測定を承っております。

※本サービスは研究の目的にのみ使用されるものです。

詳細はこちら

2021/12/10

エクソソーム関連解析

臨床、分析

脂質二重膜に包まれた直径40~150nmの粒子(細胞外小胞:extracellular vesicles=EVs)を一般にエクソソームと呼びます。
エクソソーム内にはマイクロRNAをはじめとする核酸の他、タンパク質など多くの情報伝達物質が存在し、細胞間の情報伝達を担うことが明らかになっています。

エクソソームとは

脂質二重膜に包まれた直径40~150nmの粒子(細胞外小胞:extracellular vesicles=EVs)を一般にエクソソームと呼びます。
エクソソームは多くの細胞から分泌され、血液、尿、母乳、唾液など生体内の至る所に含まれています。
以前は、細胞中の老廃物を細胞外に廃棄するごみ袋のような存在と認識されていましたが、現在ではエクソソーム内にマイクロRNAをはじめとする核酸の他、タンパク質など多くの情報伝達物質が存在し、細胞間の情報伝達を担うことが明らかになっています。
細胞種によって分泌されるエクソソームの特徴は異なるため、エクソソームが保持するバイオマーカーに着目した疾患診断の開発が活発に行われています。
また、間葉系幹細胞など一部の細胞から分泌されるエクソソームは疾患・創傷治癒能力を有しており、再生医療からガン診断まで幅広い領域と密接に関連する、今最もホットな研究分野の一つです。

エクソソーム精製キット

2種類の研究用エクソソーム精製キットをご提供しています


1.エクソソーム精製キット ExoIntactⅡ


簡単操作で、インタクトかつ高純度なエクソソーム精製が可能に

本キットは、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルセリン等のリン脂質に親和性の高いペプチドと磁性ビーズを利用して、エクソソームなどの細胞外小胞を高純度で簡便に精製することができます。
親和性ペプチドを利用しているためにマイルドな条件下での溶出が可能であり、エクソソームやその他の細胞外小胞をインタクトな状態で回収できるため、様々なアプリケーションに利用することが可能です。

※本製品は研究の目的にのみ使用されるものです。


2.液体クロマトグラフィー用エクソソーム精製カラム ExoPUA


大容量サンプルからのエクソソーム精製が可能に

ExoPUAは液体クロマトグラフィーやペリスタポンプ等の送液デバイスと接続して使用することで、最大100mLの試料からエクソソーム精製が可能です。
ご希望の条件に合わせたカスタム品の提供も行っております。

※本製品は研究の目的にのみ使用されるものです。

エクソソームの受託サービス


エクソソーム受託精製、受託解析


HMTの研究員がお客様のエクソソーム研究に関する課題をヒアリング、最適な方法でエクソソームの精製を行います。
受託精製の他、メタボローム解析、粒度分布測定、電子顕微鏡解析や糖鎖解析も承っておりますので、エクソソーム研究へのトータルソリューションを提供いたします。

※本サービスは研究の目的にのみ使用されるものです。

 

 

詳細はこちら

2021/12/10

メタボロームを知る

臨床、分析

生体内に含まれる代謝物質の総体(すべて)を「メタボローム」と呼び(”metabolite”と”-ome”からの造語)、その種類や濃度を網羅的に分析する手法のことを「メタボローム解析」あるいは「メタボロミクス」と呼びます。「メタボローム」の詳細をご説明します。

メタボロームについて

メタボロームとは

生体内には核酸(DNA)やタンパク質のほかに、糖、有機酸、アミノ酸などの低分子が存在しています。
これらの物質の多くは、酵素などの働きによって作り出された代謝物質(メタボライト)です。

生体内に含まれる代謝物質の総体(すべて)を「メタボローム」と呼び(”metabolite”と”-ome”からの造語)、その種類や濃度を網羅的に分析する手法のことを「メタボローム解析」あるいは「メタボロミクス」と呼びます。

メタボロームを測る意味

それぞれの代謝物質は、生体内での「代謝」を介して結び付いています。
食事などによって摂取された代謝物質は、その物質自身が生理的な活性をもつだけでなく、生体内での代謝によって異なる代謝物質になるという役割ももっています。
新たに産生された代謝物質は更に異なる代謝物質になったり、あるいは元の代謝物質に戻ったりして、複雑に絡み合う代謝パスウェイを通して変化します。
こうした代謝は細胞内だけにとどまらず、血液などを介して筋肉や脳など他の組織にも影響を与えるほか、尿や脳脊髄液(CSF)といった体液にも多くの変動をもたらしながら、全身で協調して生体の恒常性(ホメオスタシス)を維持します。

それゆえ、外部からの刺激(温度や光といった環境の変化や薬物摂取、食事など)や疾病などによって代謝が動くと、細胞の中に存在する代謝物質の種類や濃度にも変化が生じます。
代謝物質を網羅的に解析するメタボローム解析を用いることで、生体内の代謝がどのように変化しているかを把握することができ、生命現象を更に深く理解することが可能となります。
また、その変化を詳細に分析することにより、バイオマーカーの探索や代謝の生化学的仮説立案・検証が可能となります。

メタボロミクスの利点

生体内の変化を理解しようとするときに、DNA 配列の網羅的解析(ゲノミクス)やタンパク質の網羅的解析(プロテオミクス)も非常に重要なツールとなります。
しかし、同一の遺伝情報から異なる表現型が出てくる場合に、これらの手法でその表現型の原因を追うことは困難です。
生体の現在の状態を大きく反映する代謝物質に着目し、その網羅的解析(メタボロミクス)を行うことで、何が表現型に影響を与えているかを詳しく明らかにすることが可能となります。

他にもメタボロミクスの利点として、下記のような点が挙げられます。

  • 対象物質数が少ない:ヒトで約22,000とも言われる遺伝子に比べ、代謝物質は約3,000(ヒューマン・メタボローム・データベースより)と対象が少ないため解析が容易である。
  • 種を超えてゲノム情報や分析法を共有できるので、種ごとに異なるゲノム情報や分析法を用意する必要がない。
  • 代謝ネットワークは熱力学と量論により厳格に規律されており、シグナルネットワークなどと比べて理解が容易である。

メタボロミクスは、システムの「構造」より「状態」を反映し、表現型に近い変化のスクリーニングに適しています。そのため、

  • 全身的な疾患や代謝の変動を追う研究
  • 明確な現象に伴う「ファジー」な変化を読み取る研究
  • 表現型が不明な現象の「定義づけ」のための研究

に適している一方、局所的な代謝異常・シグナル伝達を見るような研究には適していません。

また、試験系としては以下に適しています。

  • 多群間での相対比較
  • 経時変化などのモニタリング
  • 絶対定量値を必要とする検証

メタボロミクスで用いられる主な分析手法

「メタボローム」が低分子の代謝物質の総体であるという点については先に述べましたが、それゆえ、メタボロミクスにおいては試料中に存在する代謝物質レベルを一斉に、かつ網羅的に測定する技術が鍵となります。
特にメタボロミクスにおいては個々の代謝物質の定性および定量性を維持しなければならないため、代謝物質を高度に分離、分析する機器分析法を用いることとなります。
しかし、「メタボローム」の中には、アミノ酸、アミン、ヌクレオチド、糖、脂質など、物理化学的性質の大きく異なる物質が多数混在しており、現段階では、単一の機器であらゆる代謝物質を一斉に分析する手法は存在しません。
そこで、現実的にはいくつかの相補的手法を組み合わせることが要求されます。
特に広く用いられているのが、試料の性質に適した手法で分離した後、検出器として質量分析計を使用する手法です。

質量分析とは

質量分析(Mass Spectrometry:MS)とは、試料をイオン化し、生成したイオンを電界や磁界の働きによって分離することでm/zの値を得る分析方法です。
質量分析計に達する前に分離器を通すことにより、分子量の近い物質を分離することができます。

分離方法は分子の性質によって使い分けられており、以下などがあります。

  • 非常に細い管(キャピラリー)の両端に高電圧をかけることによりイオン性の化合物を高速・高分離能で分離するキャピラリー電気泳動(CE)
  • 分子の保持力が固定相と移動相で異なるという原理を利用して、液体状態でカラム内分離する液体クロマトグラフィー(LC)
  • 分子をガス状態で分離させる、ガス状の化合物または気化する化合物に特化したガスクロマトグラフィー(GC)

質量分析機器の違い

代謝物質の物性は、水に溶けやすい/油に溶けやすい(水溶性/脂溶性)、電荷をもっている/もっていない(イオン性/中性)、揮発しやすい/しにくい(揮発性/非揮発性)など、様々な側面から分類することが可能です。 そうした物質ごとの特徴に合わせた分離分析を行うことで、それぞれの代謝物質を高い精度で分析することが可能となります。

HMTの強み

細胞内のエネルギー代謝を軸とした網羅的な解析

HMT では、代謝物質のほとんどが水溶性・イオン性の低分子であることに着目し、こうした低分子の測定に適したキャピラリー電気泳動(Capillary Electrophoresis, CE)と質量分析計(Mass Spectrometry, MS)を組み合わせた分析技術であるCE-MS法を基盤技術とし、分析および分析法の開発を行っています。
特にエネルギー代謝に深く関連する解糖系を構成する糖リン酸や、TCA回路(クエン酸回路)を構成する有機酸、そこから産生されるATPなどの核酸関連の代謝物質は水溶性かつイオン性の物性を有することから、CE-MS法によるメタボローム解析は、細胞内のエネルギー代謝を軸とした網羅的な解析を可能とします。

また、液体クロマトグラフィー(Liquid Chromatography, LC)と質量分析計を組み合わせたLC-MS法やガスクロマトグラフィー(Gas Chromatography, GC)と質量分析計を組み合わせたGC-MS法も広く用いられています。

メタボロミクス紹介動画

HMTオリジナル メタボロミクス紹介動画

メタボローム解析の基礎-メタボロミクス市場と活用-

メタボローム解析について、HMTの解析実績を踏まえつつ、メタボロミクスの市場と活用方法について紹介をいたします(13分51秒)

感染症研究×メタボロミクス

感染症研究にフォーカスした特設ページを公開しています

HMTではメタボロミクス技術を用いてバイオマーカーや新規創薬ターゲットの特定、薬剤やワクチンの有効性や毒性評価などの研究を支援いたします。
特設ページ内ではCOVID-19研究に関連した試験デザイン例なども紹介しておりますので、是非ご覧ください。
また、ウイルス感染症の一種である黄熱(yellow fever)研究においてHMTのメタボローム解析をご利用いただき、昨年Nature Medicine誌に論文が掲載されたDuke-NUS Medical School(シンガポール)のChan Kuan Rong先生にインタビューを行いました。メタブローグにインタビュー記事を掲載しておりますので、併せてご覧ください。

HMTが開催するセミナー

HMTのセミナーを受講しよう

HMTでは、現在、ご自宅や職場などからご参加いただけるWebセミナーを多数企画・開催しております。
また、オンサイトで行うセミナーも難易度別に2シリーズ定期開催しております。(オンサイトセミナーにつきましては、現在、新型コロナウイルス拡大防止のため現在開催を見合わせております。)
ぜひ、HMTのセミナーにご参加ください!

資料ダウンロード

さらに詳しい情報は資料ダウンロードにて

  から以下の資料をご覧いただけます。

詳細はこちら

2021/12/10

miRNA解析

臨床、分析

MiRXESのID3EALテクノロジーが拓く最先端のmiRNA解析

miRNAとは

miRNA(microRNA、マイクロRNAとも)は核酸の一種で、22塩基程度からなる微小なRNAです。ヒトでは2,600種類以上見出されており、細胞増殖・アポトーシス・発生と分化・代謝などの多岐にわたる生命現象において重要な役割を担っていると考えられています。
miRNAは自身と相補的な配列を含む標的メッセンジャーRNA(mRNA)と結合し、mRNAの分解を引き起こすことで標的遺伝子の発現を抑制するなど、遺伝子発現調節過程において重要な役割を果たしており、miRNAを定量的に検出することは遺伝子機能の理解に不可欠です。
がん、内分泌・代謝系疾患、神経変性疾患などの多様な疾患において、特定のmiRNA量が増減することが知られています。
miRNAの発現量解析は様々な研究分野で重視されており、バイオマーカー探索やその応用に利用されています。

miRNAを定量的に検出する手法としてはRT-qPCR法が広く用いられていますが、miRNAには互いに1塩基程度しか違いの無い非常に相同性の高いものが複数存在するため、高精度な定量を行うにはこれらの類似したmiRNAを正確に区別することが必須となります。
しかし、miRNAは通常のmRNAと比較して圧倒的にサイズが小さいため、個々のmiRNAに特異的なプライマー設計の選択肢が少なく技術的な課題となっていました。

MiRXES社のもつ特許技術を利用したID3EALテクノロジーは、特異性検出感度再現性に優れたmiRNA測定手法であり、既存の課題を解決してお客様の研究開発をサポートいたします。

MiRXESのID3EALテクノロジー

HMTではシンガポールに拠点を置くMiRXES社と提携し、miRNA(microRNA)解析サービスをご提供しています。

MiRXES社のmiRNA特異的プライマー設計技術「ID3EALテクノロジー」を利用したmiRNA解析の受託サービスのほか、がんや体液を対象としたパネル(キット)製品の販売プライマーの販売も行っております。

 

MiRXESのID3EALテクノロジー


1塩基レベルの違いも識別できる極めて高い特異性

ID3EALテクノロジーは、miRNA定量において重要となる、相同性の高いmiRNA間の識別において極めて高い精度を実現しています。
下図のlet-7 miRNAファミリーを用いた特異性の検討例では、各アイソフォームは1塩基程度の差しかない高い相同性を有するにもかかわらず、明確に識別することができました。


   特定のmiRNAアイソフォームに対する各プライマーの検出率

既存製品では数%~数十%検出され、時には全く区別のできないこともあるアイソフォームであっても、ID3EALテクノロジーであれば明確に区別することが可能です。

高い増幅効率と検出感度

ID3EALテクノロジーでは既存製品と比較して、高い増幅効率を実現し微量なmiRNAを検出することが可能です。
また通常は増幅が難しいとされるAT含有率の高いmiRNAであっても、既存製品に比べてばらつきが抑えられ、安定して検出できます。


  特定のmiRNAに関する増幅曲線(既存製品と比較)

AT含有率の高いmiRNAは検出が困難な場合もありますが、ID3EALテクノロジーによって高い感度で検出することができます。

miRNAプロファイリングの高い再現性

ID3EALテクノロジーではmiRNAプロファイリングの高い再現性を得ることが可能です。
2つの異なる研究室において、異なるRNA精製法と異なる測定機器を用いて1年以上にわたって測定した結果について同等性試験を行ったところ、30のがん患者血清から得られた200以上のmiRNAに関し、相関係数は0.92~0.96であり、非常に高い再現性が得られました。

3つのプライマーを各miRNA特異的にデザイン(特許技術)

RT-qPCR法によるmiRNAの検出は、逆転写によるcDNAの合成とその後のqPCRによる検出の2段階の反応を経て行われます。これらの反応のうち、逆転写には逆転写用のRTプライマー1種類、qPCR検出にはForwardとReverseの2種類のプライマーが必要となります。
これら合計3つのプライマーのうち、既存手法では1つまたは2つのユニバーサルプライマー(すべての標的miRNAに共通のプライマー)が使われています。
一方でMiRXES社のID3EALテクノロジーでは、ステムループ構造も特異的な設計を施した、成熟型miRNAのみに特異的なRTプライマーを用いており、qPCR用のプライマー2つも標的miRNA特異的に設計することで、既存手法よりも優れた検出特異性と検出感度を実現しています。
また、MiRXES社の製品は主要メーカーのほとんどのqPCR装置に対応しており、幅広いニーズに応えることが可能です。

※本製品は研究の目的にのみ使用されるものです。

 

miRNA解析の受託サービス

HMTではMiRXES社と提携し、お客様のニーズに合わせた2種類のmiRNA受託解析サービスをご提供しています。
測定希望の試料をお送りいただくだけで、MiRXES社にて抽出から測定まで行いデータを納品いたします。


PanoramiR miRNA KNOWLEDGE PANEL


バイオマーカー探索や疾患のメカニズム解析に最適な376種類のmiRNAを標的とするパネルを用いた受託解析サービス

様々な疾患に関連する厳選されたmiRNA 376種類のプロファイリングパネルを用いた受託解析サービスです。
標的miRNAは、miRbase 22、HMDD v3.2、The Cancer Genome Atlasといったデータベースや自社研究および影響度の高い学術論文データをもとに厳選しています。
バイオマーカー探索や疾患メカニズム解析の基礎研究などにおすすめです。

標的miRNAのリストはこちら

 


Premium 700


700種類のmiRNAに対して絶対定量を行う受託解析サービス

ID3EALテクノロジーを用いて、700種類のmiRNAに対して絶対定量を行う受託解析サービスです。
臨床試験、バイオマーカー探索などにおすすめです。


ID3EAL 受託解析サービスの比較


解析プラン名 PanoramiR Premium 700
測定対象miRNA 376種 700種
対象試料種 ヒト
定量 相対定量 絶対定量
データ解析 Raw Data Cleaning、Normalization、Fold-change and p-values、Clustering、Principal Component Analysis、Volcano Plots
(最大3比較まで可)
最少検体数 6検体~ 40検体~
納期 <60検体:約8週間
<120検体:約8-12週間
<60検体:約8-12週間
<120検体:約12-16週間

※本サービスは研究の目的にのみ使用されるものです。

 

miRNA解析用パネル・プライマー販売

HMTではMiRXES社と提携し、お客様のニーズに合わせた2種類のmiRNA解析用パネルをご提供しています。

  • Cancer Panel
  • Biofluid Panel

パネル製品にはRT-qPCRに必要な試薬が全て同封されており、miRNA試料とRT-qPCR用装置をお持ちであれば測定検体分のパネル製品をご購入いただくだけで数百種類に及ぶmiRNAの発現量を一斉に測定することが可能です。
 


Cancer Panel


がんとの関連にフォーカスした352種類のmiRNAを標的としたパネル製品

がんに関連するmiRNA 352種類を集めたプロファイリングパネルです。
標的miRNAは、miRbase 22、HMDD v3.2、The Cancer Genome Atlasといったデータベースや自社研究および影響度の高い学術論文データをもとに厳選しています。
ご使用のqPCR装置に応じて384 well用と96 well用の2種類のサイズをお選びいただくことが可能です。
384 well:384 well プレート1枚に352のmiRNAのqPCR用プライマーペアが含まれています。
96 well:352のmiRNAのqPCR用プライマーペアが96 well プレート4枚に分けられています。RTプライマーもそれぞれのプレートに対応して付属しており、逆転写反応もプールして行うことが可能です。

セット内容(RT-qPCRに必要な試薬が全て揃っています)

  • マルチプレックスRTプライマー
  • qPCR用プライマーペアコート済みプレート
  • Spike-in control RNA
  • cDNA Synthesis System
  • qPCR Master Mix

標的miRNAのリストはこちら

 


Biofluid Panel


20,000以上の体液試料での自社研究から厳選した176種類のmiRNAを標的としたパネル製品

健常者および疾患患者の20,000以上の血清、血漿、尿試料を用いた自社研究から、標的miRNA 176種類を厳選したプロファイリングパネルです。
リキッドバイオプシーにおけるバイオマーカー探索などに活用されています。
ご使用のqPCR装置に応じて384 well用と96 well用の2種類のサイズをお選びいただくことが可能です。
384 well:384 well プレート1枚に176のmiRNAのqPCR用プライマーペアが含まれています。
96 well:176のmiRNAのqPCR用プライマーペアが96 well プレート2枚に分けられています。RTプライマーもそれぞれのプレートに対応して付属しており、逆転写反応もプールして行うことが可能です。

セット内容(RT-qPCRに必要な試薬が全て揃っています)

  • マルチプレックスRTプライマー
  • qPCR用プライマーペアコート済みプレート
  • Spike-in control RNA
  • cDNA Synthesis System
  • qPCR Master Mix

標的miRNAのリストはこちら

プライマーセット

HMTではプライマーセットの販売もしております。
また、関連するRT-qPCR用各種試薬についても販売しております。

標的miRNAのリストはこちら

詳細はこちら

2021/12/10

リピドーム解析

臨床、分析

HMTではリピドーム受託解析を行う株式会社リピドームラボと提携し、リピドーム解析サービスをご提供しています。
液体クロマトグラフィー(LC)と質量分析計(MS)を組み合わせたLC-MSシステムにより、様々な種類の脂溶性・中性代謝物質の網羅解析(リピドーム解析)を行います。

リピドーム解析とは

生体内に存在する脂質(Lipid)の総体のことをリピドーム(Lipidome)と呼び、それらを解析する学問分野・技術をリピドミクス・リピドーム解析と呼びます。
私たちの身体や生活には多くの油脂が使われています。例えば、ヒトを構成する細胞の膜は脂でできています。この脂(生体膜)は細胞内で生成されますが、その基となる成分のほとんどは栄養素として食事から摂取されています。つまり、良質な脂をとることが質の高い生体膜、さらには健康な身体を作ることにつながることがわかっています。
また、脂質が生命を維持するうえで欠かすことのできない必須の生体分子であることから、これらを補うサプリメントや薬の標的、健康指標など広く実用化されています。
しかし、脂質は数十万種と推定される数にもあるように、その機能の全容は明らかにされていません。これは、脂質が水に溶けにくく、化学構造も多様であるがためです。

株式会社リピドームラボでは、独自の質量分析技術を開発・確立することで、リピドームを網羅的に探索し特異的に評価することを可能にしています。
豊富な経験と知識からお客様の研究目的に応じた解析方法を提案させていただきます。

特に下記のような、脂質の関連する幅広い研究領域にて応用していただくことが可能です。

  • 基質・リガンド探索や分子動態解析を目的とした基礎研究分野
  • 病態解明や診断マーカー・創薬を目的とした医療分野
  • サプリメント開発や品質評価を目的とした食品分野
  • 皮膚セラミド評価による化粧品開発を目的とした美容・化粧品分野
  • その他(スポーツ科学やバイオ燃料など)

ご自身のご研究に最適なプランが不明の場合でも、弊社営業担当がご研究内容をお伺いしてプランをご紹介いたしますので、是非一度ご相談ください。

HMTではリピドーム受託解析を行う株式会社リピドームラボと提携し、リピドーム解析サービスをご提供しています。

 リピドームラボ社代表取締役社長、中西広樹先生にご講演いただいたウェビナー
「リピドーム解析で何がわかるのか ~脂質解析の重要性~」のアーカイブ動画を
HMTメールニュース会員限定 動画コンテンツとして公開しています。

HMTメールニュースの登録をご希望の方はこちら

サービス概要

液体クロマトグラフィー(LC)と質量分析計(MS)を組み合わせたLC-MSシステムにより、様々な種類の脂溶性・中性代謝物質の網羅解析(リピドーム解析)を行います。
試料中に含まれる特定種類の脂質を高精度に分析するターゲット解析のほか、より多くの脂質を分析可能なノンターゲット解析もございます。
 
※イノシトールリン脂質のアイソマー解析など、下記メニュー以外にも特注対応可能な場合がございますので、測定希望の物質がございましたらぜひお問い合わせください。

マルチリン脂質解析
グリセロリン脂質スフィンゴ脂質セラミドなどに着目されている方にお勧めのプランです。

エイコサノイド・ドコサノイド解析
DHA/EPAやその代謝物質をはじめとした生理活性脂質に着目されている方にお勧めのプランです。

ノンターゲット解析(同定)
脂肪酸リン脂質セラミドトリグリセリドをはじめとした脂溶性の代謝物質を幅広く見たい方にお勧めのプランです。

ノンターゲット解析(未同定)
脂溶性の代謝物質について、データベースに登録がないような物質まで含めて幅広く見たい方にお勧めのプランです。

皮膚セラミド解析
皮膚セラミドに着目されている方にお勧めのプランです。

プラン別分析対象物質例

マルチリン脂質解析

グリセロリン脂質スフィンゴ脂質セラミドなどに着目されている方にお勧めのプランです。
350種以上の物質が測定対象となっており、すべての物質についてクラスごとの内部標準品を用いて定量値を算出します。
また、菌類などを研究の対象とされている方向けに、菌類特有の脂肪酸を含めたアノテーションリストもご用意しております。

解析対象物質例:
リン脂質(ホスファチジルコリン(PC)、ホスファチジン酸(PA)、ホスファチジルエタノールアミン(PE)、ホスファチジルグリセロール(PG)、ホスファチジルセリン(PS)、ホスファチジルイノシトール(PI))、
リゾリン脂質(リゾホスファチジルコリン(LPC)、リゾホスファチジン酸(LPA)、リゾホスファチジルエタノールアミン(LPE)、リゾホスファチジルグリセロール(LPG)、リゾホスファチジルセリン(LPS)、リゾホスファチジルイノシトール(LPI))、
ホスファチジルイノシトールリン酸(PIP, PIP2, PIP3)、スフィンゴミエリン、スフィンゴシン、スフィンゴシン-1-リン酸、スフィンガニン、スフィンガニン-1-リン酸、セラミド2、グルコシル/ガラクトシルセラミド、ラクトシルセラミド

エイコサノイド・ドコサノイド解析

DHA/EPAやその代謝物質をはじめとした生理活性脂質に着目されている方にお勧めのプランです。
100種以上の物質が測定対象となっており、一部の物質について分子ごとの内部標準品を用いて定量値を算出します。
ω3脂肪酸ω6脂肪酸から作られる生理活性脂質・脂質メディエーター類(プロスタグランジン、トロンボキサン、ロイコトリエン、レゾルビン、リポキシン、プロテクチン等)を主な解析対象としています。

解析対象物質例:
プロスタグランジンD2、プロスタグランジンF2α、トロンボキサンB2、ロイコトリエンB4、レゾルビンD1、レゾルビンD2、リポキシンA4、リポキシンB4、
5-HETE、12-HETE、15-HETE、5-oxoETE、15-oxoETE、5-HEPE、12-HEPE、15-HEPE、4-HDoHE、7-HDoHE、10-HDoHE など

ノンターゲット解析(同定)

脂肪酸リン脂質セラミドトリグリセリドをはじめとした脂溶性の代謝物質を幅広く見たい方にお勧めのプランです。
ホスファチジルコリン(PC)やホスファチジン酸(PA)などのリン脂質のほか、リゾリン脂質やホスファチジルイノシトールリン酸(PIP, PIP2, PIP3)、カルジオリピン、セラミド、ガングリオシド、コレステロールエステル、トリグリセリドなど、様々な種類の脂質を対象として幅広くノンターゲット解析を行います。
オプションとして、下記のうち太字+下線のついている13種のクラスの物質については定量値を算出することが可能です。
(その他の脂質クラスについても定量可能な場合がございますので、ご要望がございましたらお問い合わせください)

解析対象物質例:
リン脂質(ホスファチジルコリン(PC)ホスファチジン酸(PA)ホスファチジルエタノールアミン(PE)ホスファチジルグリセロール(PG)ホスファチジルセリン(PS)ホスファチジルイノシトール(PI))、
リゾリン脂質(リゾホスファチジルコリン(LPC)、リゾホスファチジン酸(LPA)、リゾホスファチジルエタノールアミン(LPE)、リゾホスファチジルグリセロール(LPG)、リゾホスファチジルセリン(LPS)、リゾホスファチジルイノシトール(LPI))、
ホスファチジルイノシトールリン酸(PIP, PIP2, PIP3)、カルジオリピンセラミド、ガングリオシド、スフィンゴミエリン、スフィンゴシン、コレステロールエステルモノグリセリドジグリセリドトリグリセリド、脂肪酸、アシルカルニチン、N-アシルエタノールアミン(AEA) など

ノンターゲット解析(未同定)

脂溶性の代謝物質について、データベースに登録がないような物質まで含めて幅広く見たい方にお勧めのプランです。
脂質の構造をもつ物質以外も網羅的に解析を行い、アノテーションがつかないような未同定ピークについても報告を行います。

皮膚セラミド解析

皮膚セラミドに着目されている方にお勧めのプランです。
セラミド1からセラミド10まで、ノンターゲット解析によりピークを検出します。

解析プランや具体的なアノテーションリスト(解析対象物質一覧)につきましては、資料ダウンロードページにてご覧いただけます。

解析条件

 対象試料種と必要量   液性試料:100 - 200 μL
 固体試料:10 - 30 mg
 培養細胞:5.0 × 106 - cells 
納期  60日を見込む (応相談)

さらに詳しい情報は資料ダウンロードにて

資料ダウンロードページでは以下の資料をご覧いただけます。

 

詳細はこちら

2021/12/10

受託解析|メタボローム解析

臨床、分析

革新的メタボローム解析技術「CE-MS 法」を用いてメタボローム解析を行い、医学、機能性食品の開発、醗酵プロセスの最適化などの分野で、皆さまの研究開発を支援しています。

メタボローム解析とは

生体内には核酸(DNA)やタンパク質のほかに、糖、有機酸、アミノ酸などの低分子が存在しています。
これらの物質の多くは、酵素などの働きによって作り出された代謝物質(メタボライト)です。

生体内に含まれる代謝物質の総体(すべて)を「メタボローム」と呼び(”metabolite”と”-ome”からの造語)、その種類や濃度を網羅的に分析する手法のことを「メタボローム解析」あるいは「メタボロミクス」と呼びます。

それゆえ、メタボロミクスにおいては試料中に存在する代謝物質レベルを一斉に、かつ網羅的に測定する技術が鍵となります。
HMTでは革新的な測定技術「CE-MS法」を用いた解析技術を強みとしつつ、複数の測定機器を組み合わせることでお客様の目的に応じた解析を行っていただくことが可能です。

メタボローム解析についてや技術の詳細については下記ページもご覧ください。

解析プラン


目的に合わせた解析プラン


水溶性・イオン性代謝物質の解析

代謝物質の中でも、水に溶けやすく、極性の高い代謝物質の解析を希望される場合は下記プランをお勧めしております。
エネルギー代謝に関連する物質をはじめとして、一次代謝を構成する内因性の代謝物質(糖リン酸・アミノ酸・核酸・有機酸・ビタミン・短/中鎖脂肪酸・ジペプチド)など、解析対象として主要代謝物質の多くを網羅しています。

生体に多く含まれる水溶性・イオン性の代謝物質の網羅測定に最適なプラン

網羅性と高感度を兼ね備えた水溶性・イオン性代謝物質解析の最高峰プラン

 

  ω Scan Advanced
未同定ピークも含めて報告する、水溶性・イオン性の代謝物質の高感度ノンターゲット解析プラン
中心エネルギー代謝に特化した高感度解析プラン

安定同位体ラベルされた代謝物質を測定する解析プラン

脂溶性・中性代謝物質の解析

代謝物質の中でも、油に溶けやすく、極性の低い代謝物質の解析を希望される場合は下記プランをお勧めしております。
脂肪酸胆汁酸ポリフェノール類リン脂質など、脂溶性・中性の代謝物質を網羅的に解析します。

脂質メディエーターに特化した高感度解析プラン                   

様々な脂質の測定が可能なリピドーム解析                      

水溶性・脂溶性、両方の代謝物質の解析

水に溶けやすい代謝物質と油に溶けやすい代謝物質、どちらも網羅的に解析を希望される場合は、複数のメソッドを組み合わせた下記プランをお勧めしております。
エネルギー代謝に関連する物質をはじめとして、一次代謝を構成する内因性の代謝物質(糖リン酸・アミノ酸・核酸・有機酸・ビタミン・短/中鎖脂肪酸・ジペプチド)のほか、脂肪酸胆汁酸ポリフェノール類など、様々な代謝物質を網羅的に解析します。

水溶性・イオン性に加え、脂溶性・中性の代謝物質も測定する最も網羅性の高い解析プラン

プラン選びに迷ったら

注目している代謝物質、代謝経路によってお選びいただくことをお勧めいたします。

をお選びください。

プラン選びにお悩みの方は、HMT担当営業がご希望をお伺いし、最適なプランをご案内します。どうぞお気軽にお問合せください。

キャンペーンをご活用ください

HMTでは、時期によりお得にメタボローム解析をおこなえるキャンペーンをおこなっております。
ぜひキャンペーンをご活用いただき、思い描いていたメタボローム解析をおこない、研究を一歩前にすすめてください。

オプション 

4タイプ7つのオプションをご用意しています。

タイプ1 解析物質を拡張するオプション 

オプション1:脂溶性物質解析(LC-TOFMS解析)

LC-TOFMSを用いて、脂肪酸、アシルカルニチン、胆汁酸、ステロイド、ポリフェノールなど約300物質について分析します。 「LC-TOFMS解析」は単体でご注文いただくことも可能です。

オプション2:ジペプチドスキャン 

解析結果から、HMTのジペプチドデータベース*に近似するm/z、MTのピークが検出された場合に、候補ペプチドの名前を報告します。
*20種類の基本アミノ酸から構成される2残基ペプチドに関するm/z、MTの情報が収載されているライブラリ

タイプ2 定量を行うオプション 

オプション3:ターゲット濃度計算(110物質定量)

HMTのCE-TOFMSまたはCE-FTMSによる測定で検出されたピークのうち、解糖系/糖新生、TCAサイクル、ペントースリン酸経路、脂質代謝、アミノ酸代謝、核酸代謝などに関わる110の代謝物質について、該当代謝物質の試料中濃度を1点検量により算出し、報告します。
※試料中濃度が検出限界以下であった場合は報告されません。

オプション4:ターゲット濃度計算(353物質定量) 

HMTのCE-TOFMSまたはCE-FTMSによる測定で検出されたピークのうち、解糖系/糖新生、TCAサイクル、ペントースリン酸経路、脂質代謝、アミノ酸代謝、核酸代謝などに関わる分子を含む353の代謝物質について、該当代謝物質の試料中濃度を1点検量により算出し、報告します。
※試料中濃度が検出限界以下であった場合は報告されません。

 タイプ3 新たなコンテンツを追加作成するオプション

オプション5:追加レポート(追加報告書作成)

HMTで測定したデータに対し、追加でお客様ご指定の1パターンにて、以下を実施します。
・群間比較
・統計解析
・パスウェイマップ作成
※PCAおよびHCAは解析手法の性質上、3検体以上の試験に対してのみ実施いたします。 ※2パターン以上の解析をご希望の場合は、ご希望パターン分のご注文をお願いいたします。

タイプ4 メタボローム解析結果に統計解析を追加するオプション 

オプション6:追加統計解析

メタボローム解析結果データに対して、PLS(Partial Least Squares, 部分最小二乗法)解析を用いた追加解析や代謝物質量比の計算、ボルケーノプロットの作図、箱ひげ図の作成などを行い、医学的、生物学的な解釈をサポートします。HMTで取得したデータのみならず、ご自身や他機関で取得されたメタボロームデータについても統計解析を行うことが可能です。
※原則として、反復のないデータ(n=1)の比較解析はお取り扱いいたしかねます。
※解析手法の性質上、原則として、3検体以上の試験に限ります。
※HMTの納品物にはウェルチのt検定のほか、PCA(Principal Component Analysis, 主成分分析)やHCA(Hierarchical Cluster Analysis, 階層的クラスタリング解析)が標準で付属します。本オプションは更に統計解析を追加するオプションとなります。

PLS(部分最小二乗法)

PLSは、メタボロームデータの解析に汎用的に用いられる、試験群の分類情報を考慮した次元縮約を伴う多変量解析の一種です。 試験群の分類情報を考慮しない主成分分析(PCA)では群間差が不明瞭の場合に有効で因子負荷量から各軸に相関の高い物質群を簡便に抽出できます。

 ボルケーノプロット

ボルケーノプロットは、それぞれの代謝物質について試験群間の比をlog2変換し横軸に、t検定結果のp値をlog10変換し縦軸に示した散布図です。群間比較で顕著にかつ統計学的有意に高値または低値の代謝物質群をひと目で把握できます。

箱ひげ図

特に臨床検体のデータなどに関しては、各群の平均と標準偏差だけを示した棒グラフよりも、データの分布がひと目でわかる箱ひげ図(Box plot)が重宝されます。 納品されるExcelファイルには、Excelベースで作成された各物質の箱ひげ図が描画されており、フォントや色など自在に改変可能です。 論文投稿やスライドの作成に非常に便利です。

ご依頼方法~その後の流れ

お気軽にお問い合わせください。

ご注文にあたり、まずはお問い合わせください。
試験目的に沿ったHMTメタボローム受託解析プランのご紹介や試料の準備時にご注意いただく点など、担当営業が直接お伺いしてサービスについてのご説明をいたします。 (電話・メールでのご連絡やウェブでの面談となる場合もございます)。

お問い合わせの際に、

  • 分析したい試料の種類や状態、数
  • 特に注目している代謝物質(あれば)
  • ご予算の規模や期限など
  • メタボローム解析のご経験

などを記載いただきますと、その後の対応がスムーズになります。
お客様のご要望をお聞きしたうえで、受託解析サービスのお見積りを作成いたします。
原則として、PDF形式の見積書をメールでお送りしておりますが、見積書原本が必要な場合は、担当営業にお申し付けください。
見積書と同時にお渡しする発注書に、必要事項をご記入のうえFAXにてご送付いただきますと、正式な発注となります。

詳細はこちら

2021/11/30

HMTのサービス

臨床、分析

メタボローム解析を軸にお客様のライフサイエンス研究を支援いたします。さらにライフサイエンス研究の多様なニーズにお応えするため、自社での技術開発や他社との連携を通じて、メタボローム解析だけにとどまらない様々な解析メニューをご提供しています。

HMTのサービス概要

私たちヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社(HMT)は、2003年に慶應義塾大学発のベンチャーとして創業して以来、メタボローム受託解析を通じてお客様の研究開発支援を行ってまいりました。
現在ではこうした経験をもとに、昨今のライフサイエンス研究の多様なニーズにお応えするため、自社での技術開発や他社との連携を通じて、メタボローム解析だけにとどまらない様々な解析メニューをご提供しています。

受託解析メニューとして、お客様から試料(血液、組織、培養細胞、微生物、食品等)をお預かりし、試料中の代謝物質の網羅解析を行うメタボローム解析リピドーム解析をはじめ、miRNAの発現量解析エクソソームの精製受託、血中のリン酸エタノールアミン(PEA)量の測定などを行っております。
また、エクソソーム精製キットの販売miRNA解析のためのパネル・プライマー販売も行っております。

メタボローム解析を基盤として、ライフサイエンス研究における種々の課題を解決するべくお客様と共に歩んでまいりますので、お困りごとがございましたら是非お気軽にお問い合わせください。


ライフサイエンス研究支援

バイオマーカー探索

オミクス解析の経験を活かしお客様のバイオマーカー探索を支援いたします。

HMTではこれまで、メタボロームデータを主な対象としてオミクス解析を多数実施してきました。そこで培った経験や解析技術をもとに、様々な用途におけるお客様のバイオマーカー探索を支援いたします。
お客様がお持ちのデータをもとにどのような解析が可能か、弊社研究員がご相談に乗りますので、詳しくはお問い合わせください。

メタボローム解析

代謝物質を網羅的に解析する「メタボローム解析」の受託サービスを行っております。

生体内に存在する多数の代謝物質(アミノ酸、糖、有機酸などの低分子)について、その種類や濃度を網羅的に分析いたします。
エネルギー代謝に関連する代謝物質や機能性関与成分として知られる代謝物質など、1,000種以上の物質を網羅的に測定することが可能です。

リピドーム解析

リピドーム解析を専門とする株式会社リピドームラボと提携し、リピドーム解析サービスをご提供しています。

対象物質に含まれる特定種類の脂質を高精度に分析するターゲット解析のほか、より多くの脂質を分析可能なノンターゲット解析もございます。
脂質の関連する幅広い研究領域にて応用していただけます。

miRNA解析

シンガポールに拠点を置くMiRXES社と提携し、miRNA(microRNA)解析サービスをご提供しています。

MiRXES社のmiRNA特異的プライマー設計技術「ID3EALTMテクノロジー」を利用したmiRNA解析の受託サービスのほか、がんや体液を対象としたパネル(キット)製品の販売プライマーの販売も行っております。

エクソソーム関連解析

エクソソーム関連の製品・サービス提供を行っております。

疾病等の革新的な診断法の確立と医学生物学研究の進展に貢献することを目指し、エクソソームの精製キット販売を行っているほか、エクソソームの受託精製、受託解析なども承っております。
 
※2020年12月までHMTバイオメディカル株式会社にて取り組んでおりましたが、2021年1月よりHMTの事業として展開しております。

PEA(リン酸エタノールアミン)受託測定

抑うつ症状との関連が期待される血漿PEA濃度の受託測定を承っております。

抑うつ症状との関連が期待される血漿PEA濃度の受託測定を承っております。

※2020年12月までHMTバイオメディカル株式会社にて取り組んでおりましたが、2021年1月よりHMTの事業として展開しております。

その他のサービス

メタボローム解析用の遠心式ろ過フィルターユニット販売等を行っております。

                                                   

                         

HMTのメタボローム受託解析

HMTでは創業以来、代謝物質の網羅解析「メタボローム解析」のリーディングカンパニーとして多くのお客様にメタボローム受託解析サービスをご提供しております。
革新的メタボローム解析技術「CE-MS 法」を用いたメタボローム解析を強みに、医学・薬学などの基礎研究分野から機能性食品の開発、醗酵プロセスの最適化といった産業分野まで、様々な領域でお客様の研究開発を支援しています。
エネルギー代謝に関連する物質など、一次代謝を構成する糖リン酸・アミノ酸・核酸・有機酸・ビタミン・短/中鎖脂肪酸・ジペプチドといった水溶性・イオン性代謝物質の網羅解析のほか、
脂肪酸胆汁酸ポリフェノール類ステロイド誘導体機能性関与成分などの脂溶性・中性代謝物質の網羅解析も可能です。 これまでに蓄積した様々なサンプル種の測定経験を活かして、最高品質のデータをご提供いたします。

解析対象物質例※:

  • 各種アミノ酸・アミノ酸代謝物
  • 解糖系関連物質(グルコース-6-リン酸、フルクトース-1,6-ビスリン酸、ピルビン酸、乳酸等)
  • TCA回路関連物質(アセチルCoA、クエン酸、コハク酸、フマル酸、リンゴ酸等)
  • エネルギー代謝関連物質(ATP、ADP、AMP、NADH、NAD+等)
  • 核酸代謝関連物質(キサンチン、尿酸、アデノシン、アデニン、イノシン等)
  • ビタミン類(パントテン酸、アスコルビン酸、レチノール、α-トコフェロール等)
  • 脂肪酸・アシルカルニチン
  • 一次/二次胆汁酸(コール酸、グリココール酸、タウロコール酸、デオキシコール酸等)
  • 機能性関与物質(オルニチン、GABA、クレアチン、アンセリン、カルノシン、カテキン、クルクミン、アスタキサンチン、セサミン、ルテイン、コエンザイムQ10等)

   ※測定プランによって解析対象物質は異なります。また、試料中の存在量によっては検出できない場合もございます。

 

メタボローム解析品質方針

ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社 メタボロミクスセンター 私たちは、お客様に満足いただくため、最先端のメタボローム解析技術を核とする最高品質のサービスを提供し続けます。 その目的を実現するために、以下のテーマを確実にします。

  1. お客様と共に歩みます お客様の多様なニーズに応えられるよう、お客様の理解に努めます。
  2. 誠実、公正をモットーとして行動します お客様を含む利害関係者からのご要望に応え、関連する法令規制要求事項を順守します。
  3. 常に改善活動に取り組み、品質向上に努めます 業務効率や品質向上のため、PDCAに基づき、業務を体系的に見直し、継続的に改善を図ります。
  4. 目標管理の仕組みを活用して、計画的に仕事を進めます お客様の満足向上、社内環境改善、社員のレベルアップのため、効果的に目標を管理し、運用します。
  5. チームワークを大切にします チームワークを最大化するため、仲間と議論し、交歓し、信頼し、多様な意見を尊重します。

制定日:2018年2月1日


キット・消耗品販売 

HMTでは、下記のキット・消耗品の販売を行っております。

メタボローム解析用など

  • 遠心式ろ過フィルターユニット
    UltrafreeMC-PLHCC 250/pk for Metabolome Analysis(UFC3LCCNB-HMT)

溶液からのタンパク質除去などを目的とした5 kDaの分子分画が可能なフィルターユニットです。
詳細は下記ページをご覧ください。


エクソソーム関連研究用

  • エクソソーム精製キット
    ExoIntactⅡ
  • 液体クロマトグラフィー用エクソソーム精製カラム
    ExoPUA

特定のリン脂質に親和性の高いペプチドと磁性ビーズを利用してエクソソームなどの細胞外商法を高純度で簡便に生成することができる「ExoIntactⅡ」や、大容量サンプルからのエクソソーム精製が可能な精製用カラム「ExoPUA」など、エクソソーム精製キットの販売を行っています。
詳細は下記ページをご覧ください。


miRNA関連研究用

  • miRNA測定パネル
    Cancer Panel
    Biofluid Panel
  • miRNA特異的プライマーセット

シンガポールに拠点を置くMiRXES社との提携で、高い特異性でmiRNAを検出することが可能なプライマーセットを販売しております。
合わせて、352種類のmiRNAを標的としたCancer Panel、176種類のmiRNAを標的としたBiofluid Panelといったパネル製品も提供しております。
詳細は下記ページをご覧ください。

詳細はこちら

キャンペーン

<%=SectionCampaign%>

セミナー

<%=SectionSeminar%>

ホワイトペーパー

<%=SectionWhite%>