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株式会社パウレック

プロセスの開拓からプラントの構築まで。 これまで培ってきたパウダープロセッシングのハードウェア。 それを支えるソフトウェア、プランクエンジニアリング・コントロールをベースに 「パウレック」は、粉粒体処理を追求していきます。

会社カテゴリー:包装関連資材・機械・サービス、医薬品製造関連資材

主サービス提供地域:日本、カナダ、アメリカ合衆国、中華人民共和国、大韓民国、台湾、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、ヨーロッパ(イギリス以外)、イギリス、インド、他の国々

製品・サービス詳細

高圧ホモジナイザー(乳化分散装置)  マイクロフルイダイザー

サービスカテゴリー:開発、製造

200MPa以上の超高圧処理が可能。安定した圧力プロファイルにより、乳化処理や分散処理において、有効性と再現性の非常に高い処理が実現可能。35年以上、全世界に3000台以上の装置を提供。

M-110EH

■ 概要


  • 200MPa以上の超高圧処理が可能なことに加え、独自の固定形状をもつインターアクションチャンバーにより、安定した圧力プロファイルを得ることができ、乳化処理や分散処理において、有効性と再現性の非常に高い処理が実現可能な高圧ホモジナイザーです。

  • メディアレスでコンタミフリー、1way処理のため、処理のムラが発生しません。

  • これまで35年以上の長きにわたり、全世界に3000台以上の装置を提供し、ユーザーの液系処理のイノベーション(ナノエマルション、ナノ粒子化、精密分散等)に貢献してきました。

■ トピック

Youtubeで再生されます

■ 原理


  • ①適度にプレミキシングされた原料(液)を、②最大207MPaまで増圧・圧送することで、③インターアクションチャンバ内にて強力なせん断作用が発生し、高度な乳化や分散・粉砕が達成されます。④その後、冷却コイルにて速やかに冷却され 、製品または半製品となります 。
    機種によっては最大圧力が異なります。

  • 目的の程度(粒子径・分散状態)により、この処理は繰り返されます。

処理フロー (O/Wエマルションの例)

 

  • 処理の心臓部のインターアクションチャンバーは、粉砕・分散に適したZ-typeと、乳化に適したY-typeがあります。

  • スケールアップは同一則により、処理の並列化が可能なため、同一品質のものが得られます。1mLでの少量検討も、900L/hの生産スケールも、同一形状・サイズのチャンバが用いられます。

 経路を並列にして処理量を増加できるため、スケールアップ検討が不要です。

LV1 (超少量処理タイプ 1mL~)

■ 特徴


  • 最小1mLから処理可能な超極少量処理装置です。研究開発に最適です。
    1mL~6mLまでの処理が可能で、単発処理機になります。

  • 生産機と同じチャンバーを使用しており、生産スケールへのスケールアップが可能です。

  • 冷却コイル(オプション)を使用することにより、製品冷却が可能です。

■ LV1 デモ映像


 

M-110P (汎用実験タイプ)

 

■ 特徴


  • 実験室のドラフトチャンバーでの使用に最適。プラグインプレイタイプです。(参考流量:~120mL/min ※)

  • 最高圧力は207MPa。生産機と同等の連続処理が可能です。

  • インターアクションチャンバーはパイロットスケールと互換性のあるものを使用しており、工業化検討にも向いています。

  • 7インチのタッチパネルにより、操作性が向上しました。

■ M-110Pデモ映像


※ 流量は処理圧力、周波数(50Hz/60Hz地域)、チャンバー、処理液の粘度等により変化します。
    詳細は弊社までお問い合わせください。

 

LM10 (小型圧縮空気駆動タイプ)

■ 特徴


  • 最小14mLから処理可能な超極少量連続処理装置です。研究開発用途に最適です。

  • 圧縮空気を駆動源とし、最高圧力は159MPa (※空気圧0.83MPa時)。

  • 製品冷却コイルと温度計(熱電対)が標準装備されております。

  • タッチパネルにより、圧力設定が容易です。

  • コンパクトな設計のため、ドラフトチャンバー内で使用も可能です。

■ LM10 デモ映像


 

 

LM20 (少量実験タイプ)

タッチパネルによる圧力設定

■ 特徴


  • 実験室のドラフトチャンバーでの使用に最適。プラグインプレイタイプです。(参考流量:~100mL/min ※)

  • 最高圧力は207MPa (LM20-20は最高138MPa)。生産機と同等の連続処理が可能です。

  • インターアクションチャンバーは超少量処理機LV1と互換性のあるものを使用しており、最少14mLからのサンプル処理が可能です。

  • タッチパネルにより、従来機に比べ操作性が向上しました。

■ LM20デモ映像


 流量は処理圧力、周波数(50Hz/60Hz地域)、チャンバー、処理液の粘度等により変化します。
詳細は弊社までお問い合わせください。

 

M-110EH (実験用途~パイロットスケール向け)

■ 特徴


  • 実験室スケール~パイロットスケール~生産かで幅広い実用性を持った連続処理装置です。(参考流量:~450mL/min ※)

  • 製薬仕様や防爆仕様に対応しています。

  • 増圧ポンプ室のメンテナンス性を向上しました(下写真)。

 流量は処理圧力、周波数(50Hz/60Hz地域)、チャンバー、処理液の粘度等により変化します。
詳細は弊社までお問い合わせください。

増圧ポンプ 

 

M-700シリーズ (生産スケール M-7125, M-7250)

■ 特徴


  • 最大圧力207MPa、最高流量936L/h (69MPa仕様装置の場合)に対応した生産スケールのシリーズです。

  • 製薬仕様や防爆仕様に対応しています。

  • LV1ラボスケール、M-110EHパイロットスケールと同じチャンバーを並列に増やすことで、小中スケールと同等の品質が得られます(マルチスロット技術)。

あるワクチンアジュバントでのスケールアップ例
(ほぼ同じ粒子径分布が得られています。)

 

■ 仕様


機種 駆動方式 最小仕込量(mL) 処理圧力(MPa) 参考流量(mL/min※) 重量(kg) 寸法(mm [W×D×H]) スケール
LV1 油圧/電気 1 ~207 1~6/1shot 109 510×650×602 研究開発
LM10 圧縮空気/電気 14 ~159 ~600 34 480×690×480
LM-20-20 油圧/電気 14 ~138 - 114 840×660×580
LM-20-30 ~207 ~100
M-110P 31 ~207 ~120 134 940×710×560
HC-2000 圧縮空気 100 ~13.8 ~2,000 16.8 440×440×510 研究開発/パイロット/生産(低中圧仕様)
HC-5000 100 ~34.5 ~950
HC-8000 250 ~55.2 ~1,000 26.7 380×580×580
M-110Y 60 ~159 ~600 25 410×280×760
M-110EH 油圧/電気(制御用に圧縮空気が必要) 120 ~207 ~450 205 840×870×1,480 生産
M-815 200 ~207 ~1,000 818 860×1,450×1,830
M7125-10 - ~69 ~7,780 765 1,800×740×1,450
M7125-20 ~138 ~3,960
M7125-30 ~207 ~2,530
M7250-10 - ~69 ~15,600 900
M7250-20 ~138 ~7,970
M7250-30 ~207 ~5,100

※以下の機種は専用部品サポート終了しております
   対象機種:M-610シリーズ、M-210シリーズ、M-110EH(製造年が2000年以前のもの)
   ​後継機種はM-700シリーズとM-110EH-30となります。

■ オプション


  • 防爆仕様(M-110EH、M-700シリーズ)

  • CIP/SIP仕様 (M-110EH、M-815、M-700シリーズ)

  • 各種原料容器、サニタリーデジタル圧力計、原料圧送用ダイヤフラムポンプ

■ 参照