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共和真空技術株式会社

凍結乾燥機および関連諸装置の製造販売

会社カテゴリー:原薬・添加剤・中間体、プラント・設備・エンジニアリング、医薬品開発業務受託機関(CRO)、製造受託機関(CMO)、医薬品製造、再生医療関連、化粧品製造、食品関連製造(食品、健康食品、医薬部外品)、化成品製造

主サービス提供地域:

製品・サービス詳細

KYOWACの製品案内

サービスカテゴリー:

医薬、食品製造、学術研究分野等に幅広く貢献する KYOWAC凍結乾燥機

凍結乾燥品は私たちの身の回りにいろいろな形で提供されています。
水分除去時にはほとんど形状を変化させないこの乾燥法は、反応面積の増大を生かす手段としても利用されています。
成分の保存性、復元性に優れる凍結乾燥法は、今後も増々活躍の場を広げていきます。


 の技術から生まれる、さまざまな製品群。

 医薬品   化粧品   食品   研究・保存(文化財等)   新素材   バイオテクノロジー 


 医薬品 

抗生物質、血液製剤、ワクチン、抗ガン剤、ビタミン等の原料の精製・乾燥そして無菌濾過した注射製剤に幅広く利用されています。
無菌医薬品は各国GMPに基づく規制を受け、高度な技術CIP(定置洗浄)・SIP(定置滅菌)、無人搬送システムを使用しています。

世界屈指の高水準で、医薬品業界に貢献。

■ 医薬品生産における非常に重要な役割、凍結乾燥法

凍結乾燥法は、液相を経ず固相(凍結相)から直接気相にすること、すなわち「昇華」により、凍結した物質から水分を取り除く方法です。乾燥が進行中、試料温度が低く維持されるので、熱に不安定な物質の乾燥に適しています。このため凍結乾燥法は、比較的安定性が悪く、通常の液状態では製剤とならない薬物を製剤化する方法のひとつとして広く採用されています。
また、凍結乾燥法は、
① 製品の再溶解性に優れている。② 少含量の精密充填が可能。③ 微生物や微小異物の除去が容易。
などの点から注射製剤に適した製造法であり、今日の医薬生産の現場においては欠かせない非常に需要な役割を担っています。

■ 日、米、欧三極のGMP、バリデーションサポート対応

凍結乾燥は高度な技術を必要とする製造工程で、その保証を確実にするためには高度な知識と十分な経験が要求されます。弊社は長年に渡り、医薬品メーカーとの協力・協同にて規制科学に関与し、装置技術の向上に努力しています。

医薬品用 凍結乾燥機 RLシリーズの詳細はこちら >>


 化粧品 

バイオ化粧品をはじめとする様々な基礎化粧品の分野でも利用されています。コラーゲン、ヒアルロン酸、バイオ微量抽出物原料の濃縮・精製・乾燥に幅広く利用されています。


 食品 

インスタントラーメンの具に始まり、卵スープ、みそ汁等、即溶性を加味したコンビニエンス食品に多数利用されています。凍結乾燥は「生」と同様な乾燥物を初めて世に作り出しました。

拡大する食品凍結乾燥工業の企画から生産まで。

■ 拡大し続ける日本の凍結乾燥工業

1970年代の初期に発売されたカップヌードルは食品工業に大きな影響をあたえました。その後卵スープ、カップみそ汁などの成型加工製品の出現により、今日ではコンビニエンスフードとしてはなくてはならない食品として地位を確立しています。今後は凍結乾燥技術の応用によって、新しい製品群の開発も期待されています。

■ 様々な生産計画に柔軟に対応する総合的な設計、製作

共和真空技術は日本における凍結乾燥食品の黎明期からお客様のご要望に応え、また、時代の時々の変化に対応した設備設計と新しい凍結乾燥システムを提案して参りました。依託加工製品に対し洗浄しやすいTFO型(全面開放型)、エネルギーコストに対応したETS型(トレイスライド型)、HACCPに対応したTVS型(モノレール・トロリー搬送型)等のシステムを開発して参りました。
近年は高機能性製品への対応として医薬品向け凍結乾燥機を転用した自動定置洗浄(CIP)と滅菌(SIP)付きの装置も開発しています。
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 研究・保存(文化財等) 

研究用凍結乾燥機は研究所に必須の常用設備としていろいろな利用法として活躍しています。
微生物、菌株、抗毒素等の研究保存、組織切片のような細胞や生物組織の保存だけではなく、木簡、竹簡のような文化財資料の保存、水害に侵された書籍・図書の復旧技術、生花の保存における必須技術として凍結乾燥は利用されています。

 

研究者の多種多様なニーズに、きめ細かく対応。

■ 常用設備の凍結乾燥機

研究用凍結乾燥機は研究所には不可欠な常用設備の一つです。製剤を分析するに当たり、まず水分の除去は欠かせません。また、乾燥により室温での保存が可能となります。微生物、菌株、食品、生理活性物質等低温にて力価・活性を保持する為には必須の装置です。
更に、製剤の凍結・解凍に活用できることが、非常に便利な点でもあります。棚温度機能を利用した恒温槽、微生物を発酵させるための孵卵器としての使用や記録計での温度記録も可能です。

■ 研究用シリーズ

研究用シリーズには医薬品開発用として生産機と同等の機能を装備したTriomasterⅡシリーズ、庫内洗浄しやすいブライン循環式RL-Bシリーズ、低温制御付きブラインクーラーのRL-BCシリーズ、そして電熱ヒーター加熱型RLEⅡシリーズとお客様のご要望に応えたシリーズと機種をそろえています。

試験研究用 凍結乾燥機の詳細はこちら >>


 新素材 

ナノ粒子・微粒子化学は21世紀の世界を大きく変える技術として注目が集まっています。粒子の微細化は反応面積の増大、活性領域の創設等様々な応用が期待されています。微粒子製造法の中で水中乾燥法の一つとして凍結乾燥は利用されています。
 


 バイオテクノロジー 

遺伝子組み替え技術を利用した抗体医薬、生理活性蛋白質等、最先端の医薬品の活性保存に凍結乾燥は利用されています。21世紀の高度な医薬品開発に凍結乾燥技術は欠かせない技術です。


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