ライフサイエンス企業情報プラットフォーム
株式会社エーディーエステック
- HOME
- 株式会社エーディーエステック
- 製品・サービス詳細
- 核酸分析用HPLC製品
画像関連機器の輸入販売及びそれに付帯する製品のシステムアップ 及び販売 、遺伝子関連機器の開発並びに製造販売
会社カテゴリー：製造機械・装置、ラボ用測定・分析、ＩＴソリューション、研究関連資材
主サービス提供地域：日本、アジア
製品・サービス詳細
HPLC精製用カラム＆バッファー
| 最も一般的な核酸分離の方法は逆相イオン対クロマトグラフィーであり、核酸と固定相の疎水性部分のイオンの相互作用によって分離を行う仕組みです。 ADS Biotecのバッファーは逆相イオン対クロマトグラフィー用のバッファーです。ADS Biotecは、酢酸トリエチルアンモニウム(TEAA)と酢酸ヘキシルアンモニウム(HAA)の２種類のイオン対試薬を提供しております。バッファーA, Bの２種類のバッファーを使って、グラジエント溶離を行うことで、分析時間の短縮が可能になります。TEAAが一般的な核酸分離に使用される一方で、HAAのバッファーはより高度な分離に用いられます。バッファーは2.5Lの瓶単位での販売からお客様のニーズに合わせて、50L、200L、900Lと量産が可能です。また、お客様の精製したいサンプルの特徴に合わせてバッファーの濃度を調節して提供することも可能です。TEAAは、凍結乾燥することで昇華します。 ADS BiotecのカラムはHPLC精製用のカラムで、アルキル化ポリスチレンジビニルベンゼン(PS-DVB)のビーズが詰められています。ポリマービーズのカラムは、シリカビーズのカラムを使用した場合よりも短時間で精製ができます。また、ビーズの大きさが2μmと一般的なカラムと比較して小さいことから、精製の速度が速くなっています。ビーズがアルキル化されていることで、短い核酸だけでなく長い核酸の精製も可能になっています。カラムの多くは無孔質のビーズを使っていて、不純物がビーズ内に残ってしまうのを防ぐことができます。 ADS Biotecの洗浄液Dを使ってカラムの洗浄をして頂くことで、カラムの劣化を防ぎながら繰り返し使用することができます。 |
 |
| ADS Biotecのカラムは濃度調節された専用のバッファーと共に使用することでベストなパフォーマンスを発揮します。 こちらのバッファーはペンシルバニア大学のカタリン・カリコ博士にご利用いただいており、カラムとバッファーをセットで使用して頂いたことで、高精度の2本鎖RNAの精製に成功しました。 ADS Biotecのバッファーを少量からでも使用して頂けるよう、TEAA・HAAそれぞれのトライアルセットを販売しております。 |
 |
TEAAトライアルセット
| 製品名 | 成分 | 容量 |
|---|---|---|
| バッファーA | 0.1M TEAA | 1 x 2.5 L |
| バッファーB | 0.1M TEAAアセトニトリル25% | 1 x 2.5 L |
| 洗浄液D | 75%アセトニトリル | 1 x 2.5 L |
HAAトライアルセット
| 製品名 | 成分 | 容量 |
|---|---|---|
| バッファーHA A | 0.1M HAA アセトニトリル10% | 1 x 2.5 L |
| バッファーHA B | 0.1M HAA アセトニトリル50% | 1 x 2.5 L |
| 洗浄液D | 75%アセトニトリル | 1 x 2.5 L |
分析用カラム |
左のグラフはRNA Sep PrepカラムでRNAの分析を行った結果を表しています。移動相にバッファーAとバッファーBをそれぞれ取り付け、75℃で、毎分0.9mLで送液を行いました。 グラジエント溶離で少しずつバッファーBの濃度を高めることで、ベースラインが安定し、ピークの高いグラフが得られます。 |
分取用カラム |
こちらのグラフはRNASemi-PrepカラムでRNAの精製を行った際の結果を表すグラフです。移動相にバッファーAとバッファーBをそれぞれ取り付け、45℃、毎分5.0mLで送液を行いました。 グラジエント溶離でバッファーBの濃度を38%から徐々に高めることで、左のような大きなピークのグラフが得られます。 |
HPLC用カラム
| 仕様 | RNA Sep™ Prep カラム | RNA Sep™ Semi-Prep カラム | RNA Sep™ Semi-Prep II カラム |
|---|---|---|---|
| 型番 | RNA-99-3810 | RPC-99-2110 | RPC-99-3015 |
| 内径 | 7.8 mm | 21.2 mm | 30 mm |
| 長さ | 50 mm | 100 mm | 150 mm |
| ビーズの材質 | アルキル化ポリスチレンジビニルベンゼン | ||
| ビーズ | 無孔質 | 無孔質 | 無孔質 |
| ビーズサイズ | 2 μm | 2 μm | 2 μm |
| pH | 0-14 | 0-14 | 0-14 |
| キャパシティ | 50 μg | 600 μg | 2 mg |
| 用途 | 分析 | 分取 | 分取 |
 |
 |
 |
|
| 強み | ペンシルバニア大学のカタリン・カリコ博士に論文でご紹介いただきました。 RNA合成後に生じる２本鎖RNAの除去の方法として、ADS Biotecのカラムとバッファーを使ったHPLCを紹介されています。 |
RNA精製用カラムシリーズで最大容量を誇ります。お客様のスケールアップのニーズにお応えします。 | |
| 注意事項 | カラムの劣化を防ぐには、正しく管理を行う必要があります。カラム使用後は、洗浄液Dを使用し、洗浄を行ってから保管してください。 | ||
HPLC用バッファー
| 仕様 | バッファーA | バッファーB | 洗浄液D | バッファーHA A | バッファーHA B |
|---|---|---|---|---|---|
| 型番 | 553421 | 553422 | 553423 | 553424 | 553425 |
| 成分 | 0.1M TEAA | 0.1M TEAA + アセトニトリル 25% |
アセトニトリル 75% |
0.1M HAA + アセトニトリル 10% |
0.1M HAA + アセトニトリル 50% |
| TEAA: 酢酸トリエチルアミン | HAA: 酢酸ヘキシルアミン | ||||
| 用途 | 一般的な分離用 | カラム洗浄用 | より高度な分離用 | ||
| 標準パック | 4 x 2.5 L | 4 x 2.5L | 4 x 2.5 L | 4 x 2.5 L | 4 x 2.5 L |
| TEAA トライアル パック |
〇 2.5 L |
〇 2.5 L |
〇 2.5 L |
ー | ー |
| HAA トライアル パック |
ー | ー | 〇 2.5 L |
〇 2.5 L |
〇 2.5 L |
| 注意事項 | SDSや製品ラベルの指示に従って、安全に取り扱ってください。 カラム使用後は、洗浄液Dを使用し、洗浄を行ってから保管してください。 |
||||
|
ペンシルバニア大学のカリコ博士にはバッファーAとバッファーBを論文で紹介して頂 ADS Biotecの高品質なバッファーは、研究段階の数L単位での販売だけでなく、量産段階にも対応しております。 |
 |
 |
製造会社：ADS Biotec 株式会社エーディーエステックの100％子会社 アメリカ・ネブラスカ州に製造拠点を持つ ISO9001、ISO13485取得済み |
White Paper
Use of PS-DVB Columns and Matched Buffers in the Purification and Scale-Up of mRNA Drug Candidates（5page）
 |
 |
ページ右上の青い「ダウンロードはこちら＞」ボタンをクリックし、ダウンロードしてください。 |