株式会社リボミック
核酸アプタマーを用いた分子標的薬の開発
会社カテゴリー:その他
主サービス提供地域:日本、アメリカ合衆国
製品・サービス詳細
パイプライン 分離剤開発
サービスカテゴリー:モダリティ、分析、検査
分離剤開発
化合物コード | ターゲット | 用途 | 創製 | 実用化 | 製品化 |
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RBM-101 | IgG | 抗体・免疫グロブリン・Fc融合タンパク質の分離精製 |
RBM-101 IgGアプタマー
概要
RBM-101は免疫グロブリンIgGの定常部Fcに結合するアプタマーであり、抗体医薬の分離剤として使用が可能である。現在、抗体製造では、Fc部分に結合するProtein A/G分離剤を用いて分離精製が行われる。しかし、その溶出には酸性条件が必要であり、酸性溶出によって抗体分子が品質を損なう事例が少なからず発生する。
これに対し、RBM-101は中性条件で抗体医薬の分離精製を可能にすることで抗体分子の品質を損なわない性質を持ち合わせている。更に、アルカリや酸にも強く、ヌクレアーゼによって分解もされないので、再利用や耐久性に優れている。株式会社イーベックと共同研究により、実証済み。
公的支援
2014年 中小企業庁 補正予算「ものづくり・商業・サービス革新補助金」
論文
Alkaline-tolerant RNA aptamers useful to purify acid-sensitive antibodies in neutral conditions
Inomato, E., Tashiro, E., Miyakawa, S., Nakamura, Y., Akita, K.
Biochimie (Special Issue on “Aptamer Technology and Applications”), 145(2):113-124 (2018). doi: 10.1016/j.biochi.2017.10.025.
Conformational plasticity of RNA for target recognition as revealed by the 2.15 Å crystal structure of a human IgG-aptamer complex
Nomura, Y., Sugiyama, S., Sakamoto, T., Miyakawa, S., Adachi, H., Takano, K., Murakami, S., Inoue, T., Mori, Y., Nakamura, Y., Matsumura, H.
Nucl. Acids Res., 38(21): 7822?7829 (2010). doi: 10.1093/nar/gkq615.
Structural and molecular basis for hyperspecificity of RNA aptamer to human immunoglobulin G
Miyakawa, S., Nomura, Y., Sakamoto, T., Yamaguchi, Y., Kato, K., Yamazaki, S., Nakamura, Y.
RNA, 14: 1154-1163 (2008). doi: 10.1261/rna.1005808.