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JITSUBO株式会社

Molecular Hiving™ 技術を用いた合成方法の開発と研究段階の サンプルから治験薬までのペプチド合成受託を致します。

会社カテゴリー:医薬品開発業務受託機関(CRO)

主サービス提供地域:日本、ヨーロッパ(イギリス以外)

製品・サービス詳細

JITSUBOのコア技術「Molecular Hiving™」 高品質 環境保護 圧倒的な経済性

サービスカテゴリー:原薬

Molecular Hiving™法は、シンプルな構造でありながら芳香環上の置換様式等によって多様な機能を導入できる疎水性タグを用いるペプチドのタグ液相法です。


Molecular Hiving™

Molecular Hiving™法は、東京農工大学の千葉一裕教授の研究室において開発された、シンプルな構造でありながら芳香環上の置換様式等によって多様な機能を導入できる疎水性タグ(下図1及び2等に代表される疎水性ベンジルアルコールまたはアミン)を用いるペプチドのタグ液相法(Tag-assistedLiquid-PhasePeptideSynthesis)です。
1と2の使い分けは、C末端がカルボン酸の場合は1を、アミドの場合は2を用いて伸長反応を行ない、必要量のアミノ酸を伸長したのち全脱保護試薬により他の保護基と同様に、容易に脱タグ化が可能です。
また、タグは固相法での樹脂担体の役割を担いますが、反応溶液に可溶であるため均一反応系であり、バッチスケールは制限がなく、迅速なペプチド製造が可能です。
実際の製造は、one-pot法を適応することで、反応缶1基で伸長反応が完結できます。

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ペプチドとは? 

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ペプチドは、必須栄養素であるタンパク質の「分解」あるいは複数個のアミノ酸の「結合」によって形成される物質で、通 常、アミノ酸が2~ 49 個アミド結合した分子を指します。
ペプチドの用途は機能性食品や化粧品の成分のほか、近年は核酸 とともに中分子医薬品として注目されております。ペプチド医薬品は、代謝性慢性疾患、癌、感染症、中枢神経疾患、希少 性疾患など、多くの医薬品が開発されてきています。
高分子に位置づけられる抗体医薬品が、比較的に高価であることから、 分子量の小さな中分子に分類されるペプチド医薬品は、化学合成による製造での安価な医薬品として期待されています。
JITSUBO は、環境や人に優しい独自技術によって製造した高品質で安価なペプチドをユーザーのみなさまに提供します。


Advantage

高品質 環境保護 圧倒的な経済性

高品質

アミノ酸を1つ伸長してペプチドを合成する逐次伸長反応において、脂溶性の高いTagやアミノ酸に保護基が付加されたペプチド中間体においても、反応液から直接サンプリングすることにより、UHPLCによる不純物生成や反応率の確認が可能です。一工程毎の工程管理が充実することによって、不純物生成が制御され高い純度のペプチドの合成が可能です。

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環境保護

Molecular Hiving™法は、ICHQ3Cに定める有機溶媒(残留溶媒)の通常の管理に加え、“ Regulation (EC) No 1223/2009 of the European Parliament and of the Council of 30 November 2009 on cosmetic products” に定める安全性の高い有機溶媒(CMR* free) を使用しています。
また、従来法に比べて原材料の使用量が少なく、廃棄量が少なくなるため、環境や人に優しいペプチド合成法です。
*CMR : Carcinogenicity, Mutagenicity, Reproduction toxicity

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圧倒的な経済性

Molecular Hiving™ は、one-pot法による逐次伸長反応と全脱保護によってペプチド粗体を提供します。
原材料使用量の最小化、高収率、高純度、高い作業効率によってコスト競争力のあるペプチドが製造できます。

•従来法よりアミノ酸、縮合剤、有機溶媒等の使用量が軽減されているため、原材料費が安価である。

•反応時間・工程試験にかかる時間が短く、分液・晶析・単離がし易く操作時間が短く、製造日数が短期間なため製造間接費が安価である。

•既存設備の活用が可能であり、特殊な設備は不要なため、新たな設備投資は必要がない。

•液相法であるため、スケールアップが容易であり価格へのスケール効果が期待できる。

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