ebm-papst Japan株式会社
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- 圧力抵抗に優れた軸流ファン「AxiEco 630-910 」
ファン・モータ製造販売
会社カテゴリー:製造機械・装置
主サービス提供地域:日本、欧米、アジア
製品・サービス詳細
過酷な条件下でも最高のパフォ-マンス:
AxiEcoシリーズ
換気、空調、冷蔵、産業工学の分野では、過酷な周囲条件での稼働が不可避です。
AxiEcoで効果的に対処しましょう。
風量25,000 m³/h以上
静圧700 Pa以上
心地よい静けさ
長期にわたる使用でも高い信頼性を実現
環境の影響を受けにくい
最も厳しい要件を満たすために開発
次のErP段階(EUエネルギ-関連製品指令)が発効される頃には、現在までに広く使用されているAC軸流ファンはすでに限界に達しており、高効率要件を満たさない可能性があります。
ebm-papstはAxiEcoにより、急速冷凍機、冷却装置、エバポレーター、コンデンサー、制御盤、発電機の冷却システム、その他多数の用途に完璧に適合する軸流ファンの開発に成功しました。
ECテクノロジーを採用した軸流ファンは、優れた堅牢性、強力な性能、低ノイズレベル、経済的な運転を実現します。
その特徴は「BEST UNDER PRESSURE (過酷な条件下でも最高の性能を発揮)」です。つまり、AxiEcoは厳しい要件を求められているとき、その真価を発揮します。換気、空調、冷凍・冷蔵用途における高い静圧に対して特に効果的です。
では、個々の分野やアプリケーションでは、具体的にどのような特長があるのか見てみましょう。
冷凍・冷蔵用途での一貫して氷結を防ぐ AxiEcoシリーズ |
新たなパワーレンジへ拡張 換気および空調技術におけるAxiEcoシリーズ |
レジリエンスを確保 データセンターにおけるAxiEcoシリーズ |
AxiEcoは、エバポレーターアプリケーションにおいて大きな強みを発揮します。熱交換器に氷結しても、軸流ファンは静圧が上昇しても、高効率で長期間にわたって動作します。その理由は、性能が向上したことで、通常よりも特性曲線が急勾配になったため、エパポレー夕ーの耐用年数が延び、霜取りサイクルが減り、システム全体の効率が向上したためです。AxiEcoの革新的な設計は、ガードグリルが凍結する速度を遅くし、ブレードが凍り付くのを防ぎます。 |
空力特性の最適化により、AxiEcoの空気性能曲線は同等の軸流ファンよりも急勾配です。これは、より幅広い出力範囲をカバーし、静圧が増加しても最適効率で動作することを意味します。換気および空調にとって大きな利点は、同じ出力を発生させるのに必要なファンの数が少なくて済むことです。その理由は、電力密度にあります。AxiEcoは、単位面積当たりの空気性能がより高いのです。また、頑丈な構造で、例えば屋外の冷却装置が最高の性能を発揮するのに役立ちます。 |
データセンターのパフォーマンスに対する要求は常に高まっています。AxiEcoは、その課題に十分対応できます。強力な空調性能により、非常に敏感な電子機器を24時間体制で確実に、静かに、そして高効率で冷却します。バスケット形状のガードグリルと表面コーティングを施したスチール製のインレットリングを備えた堅牢な設計は、湿度や温度変化などの外部環境の変化に直接さらされる外部回路に特に有効です。オプションとして、更に過酷な条件を想定し塩水噴霧にも対応するモデルをラインアップしています。 |
新たなパワーレンジを征服
ebm-papstはAxiEcoにより、性能値を大幅に向上させた強力な軸流ファンを開発しました。その空気性能曲線は急上昇を描いています。効率性と圧力安定性の面では、これに匹敵する軸流ファンは他にありません。
参考情報:バスケット形状のガードグリルを備えた堅牢な設計により、AxiEcoは湿気などの影響からしっかりと保護されています。CEマークを含むプラグアンドプレイの完全ソリューションとして提供され、さまざまな用途に迅速かつ柔軟に簡単に使用できます。
Performance in view.
Questions and answers
about the AxiEco.
AxiEcoはどのような要件をカバーしていますか?
低ノイズであるため、AxiEcoはノイズに敏感なエリアでの用途に最適です。風量25,000 m³/h以上、静圧700 Pa以上の用途に幅広く対応し、チラーやエバポレー夕ーから産業用プロセス冷却、データセンターまで、幅広い用途に適しています。
AxiEcoの排気特性がこれほどまでに特別である理由は?
AxiEcoは、その改善された流量特性により特徴づけられます。これは、一般的な軸流ファンの流量特性と比較すると最もよくわかります。
他の軸流ファンの気流が外側に広がるのに対し、AxiEcoシリーズの気流は静圧が高くなっても「コース」を長く保ち、軸方向を維持します。気流の方向は一定に保たれ、内部の空気が再び取り込まれることはありません。
AxiEcoシリーズの氷結防止機能はどのようなものですか?
氷の形成は、特に、湿度が低温の環境で熱交換器に氷として付着すると、エバポレー夕ーに悪影響を及ぼします。つまり、空気の経路が制限され、圧力が上昇します。静圧が高い場合、AxiEcoシリーズは他のファンよりも大幅に高い圧力リザーブを提供します。これにより、霜取りサイクルの間隔が長くなり、冷凍プラントをより効率的に長期間稼働できます。さらに、AxiEcoシリーズのインペラには先の隙間がないため、インペラが凍結する可能性は低くなります。さらに、ディフューザーリングが組み込まれたインペラは、それ自体が氷結を防ぐ高耐性プラスチックで製造されています。
AxiEcoシリーズの高い電力密度の利点は何か?
AxiEcoシリーズは高速で運転できるため、単位面積当たりの空気処理能力が向上します。他の軸流ファンと比較すると、同じ性能を得るために必要なファンの数が少なくて済むということです。これは全体的な効率を高めるだけでなく、スペースの節約にもつながります。
AxiEcoシリーズはどのように効率を高めるのですか?
ErPの次の段階が施行される頃には、ファンの効率性に対する要求はさらに厳しくなるでしよう。AxiEcoシリーズはすでにこれらの基準を容易に満たしています。AxiEco Performは、フルノズル付きのHyBladeと比較して、効率性が大幅に向上しています。
AxiEcoが非常に静かなのはなぜでしようか?
その主な理由は、インペラ、統合型ディフューザーリング、ハブがコンパクトなユニットを形成していることです。ブレードの先端は一体型ディフューザーリングにシー厶レスに接合されるため、ファンハウジングとインペラの間に先端の隙間がなくなリます。その結果、先端領域で乱流がほとんど発生せず、ノイズも少なくなります。一体型ディフューザはノイズの低減にも役立ち、高圧範囲でもノイズレベルが快適に低く抑えられます。
AxiEcoのErP適合からどのようなメリットが得られるのでしようか?
ErP指令(Energy-related Products Directive)の次の段階として、EUはファンに対して最低限の効率レベルを義務付けることを規定しています。要求される基準値を満たす必要があります。AxiEcoを使用することで、メー力ーはこうした点で安全を確保でき、将来に備えた理想的な体制を整えることができます。軸流ファンは新しいErP要件に完全に準拠しているためです。その効率性は以前の軸流ファンよりも大幅に優れており、運転効率が大幅に向上しています。
AxiEcoは他のサイズでも入手可能ですか?
はい、AxiEcoは300〜500サイズでも入手可能です。必要であれば、遠慮なくお問い合わせください。
ECモー夕技術を使用する利点は何ですか?
AxiEcoは、使用されているモータ技術により、次期ErP段階の要件を満たしています。ECテクノロジーには、次のような追加の利点もあります。
- ACモー夕よりも効率が良い
- エネルギー消費量が少ないため、廃熱が少ない
- 0~10 V信号による需要ベースの制御
- モー夕の種類によってはMODBUS-RTU経由でも制御可能
- 部分負荷運転で高効率かつ低エネルギー消費
- ECモー夕の高速回転により、空気性能が大幅に向上
AxiEco with fan housing.
※最新情報は仕様書でご確認をお願いいたします。
AxiEco without fan housing.
※最新情報は仕様書でご確認をお願いいたします。