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株式会社花市電子顕微鏡技術研究所

電顕解析を専門に行う受託サービス会社。当社では、透過型電子顕微鏡(TEM)、走査型電子顕微鏡(SEM)、および試料作製関連の周辺装置を備え、あらゆる試料の観察・解析を“スピーディー・ローコスト・ハイクオリティー”で行っております。 試料作製から試料観察・解析までのどの段階からでも受託いたします。また、臨床検査検体の病理組織検査(電顕法)が受託でき、 さらに、近年需要が増しております再生医療やバイオ医薬品などのウイスル安全性試験(TEM法)が行なえる国内唯一の会社です。

会社カテゴリー:ラボ用測定・分析、分析、試験受託サービス

主サービス提供地域:日本

製品・サービス詳細

解析事例(材料)

サービスカテゴリー:分析

半導体、セラミックなどの材料試料の作成から解析事例を紹介しております。
 

解析事例・材料試料


【FIB加工によるセラミックスの解析】左:×40,000 TEM 右:Zコントラスト像、EDX面分析

半導体やセラミックス材料などのFIB加工から解析までを行います。通常のTEM解析に加え、電子線回折像の撮影、EDXによる線分析および面分析、またHAADF-STEMによるZコントラスト像の撮影も可能です。

【超伝導金属】×3,000,000 TEM

Y、Ba、Cu、O Powderを振りかけ方式でカーボン支持膜の上に分散、粒子の縁の部分を拡大したものである。
この金属では結晶の重なりや結晶粒界のため、結晶格子が複雑に交錯している。左上の電子線回折パターンからは結晶形や結晶方位などを知ることができ、TEM像と合わせて試料の詳細な構造解析ができる。

【カーボンナノチューブの高分解能観察】×300,000 TEM

電子顕微鏡によって発見されたCNTは、現在、色々な性質を秘めているのではないかと期待され、さらなる利用価値を探して世界中で研究が進められている。
単層、または複層などの構造解析を透過型電子顕微鏡で直接観察することができる。

【ネガティブ染色法によるリポソーム多層構造の観察】×200,000 TEM

疎水性と親水性の両方の性質を持つ、脂質二層、または多層構造の球状粒子で、医薬品や化粧品など多くの製品に用いられている。
染色条件を検討することによってネガティブ染色法で、層構造が観察できる。

【HIPS】×5,000

ハイ・インパクト・ポリスチレン。内部のサラミ構造を持ったゴム粒子が衝撃を吸収してくれる。    
ゴム粒子は軟らかく、常温での薄切が困難なため、-100℃の凍結状態で切片化する必要がある。

【ポリマー粒子】×10,000

切片化することで表面の金属薄膜の状態が把握できる。                        
硬さが異なるため薄切は容易ではない。

【レンズ断面】×15,000

プラスチックレンズを切片化しTEMで観察した。表面の保護膜(金属)の厚みや内部の積層状態が観察できる。