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シンテゴンテクノロジー株式会社

15か国以上に拠点をもつ包装機械メーカー シンテゴンの日本法人。1982年に設立され、2022年に40周年を迎えます。 医薬品業界向けには、シリンジ、バイアル、アンプル、カートリッジなどの注射剤の充填から外観検査まで、 日本で唯一、一貫ラインのご提供が可能です。 経口製剤については、世界で実績のあるハイクラスの造粒装置やカプセル充填装置を取り揃えています。 さらに、お客様のさまざまなニーズに合った包装資材も各種ご提供しております。

会社カテゴリー:製造機械・装置、プロセス測定・検査、プラント・設備・エンジニアリング、包装関連資材・機械・サービス、医薬品製造関連資材

主サービス提供地域:日本

ニュースリリース詳細

掲載日:2022/05/16

掲載日:2022/05/16

シンテゴン医薬品用検査機、グローバル累計生産台数1,500台を達成

シンテゴンの検査機は、世界中の製薬工場において安心・安全な医薬品生産のために活用されています。その生産台数は、グローバル規模で累積1500台に達しました。実績と経験の中で蓄積した技術は、すでに COVID-19 に対するmRNAワクチンの製造ラインでも採用されており、異物混入や外観不良の検査を通し、安全な製品の流通に貢献しています。

シンテゴン医薬品用検査機、グローバル累計生産台数1,500台を達成

新型コロナ感染症(COVID-19)のワクチン製造においても、安全性の確保に貢献

シンテゴンの検査機は、世界中の製薬工場において安心・安全な医薬品生産のために活用されています。その生産台数は、グローバル規模で累積1500台に達しました。実績と経験の中で蓄積した技術は、すでに COVID-19 に対するmRNAワクチンの製造ラインでも採用されており、異物混入や外観不良の検査を通し、安全な製品の流通に貢献しています。


検査員による目視検査の様子(1961年)

 

当社の検査技術の原点は、当時エーザイが注射剤の異物検査の機械化に着手した1960年代の日本にさかのぼります。当時、出荷前の注射剤は、工場で検査員がすべて目視で検査していました。しかしながら、長時間にわたり集中力を要するため肉体的な負担が大きいことや、検査員の技能レベルによって結果にばらつきが発生してしまう等、多くの課題がありました。

この状況を打開すべく、当時エーザイの検査機事業部は、世界に先駆けて注射剤の異物自動検査機を開発し、1970年代にはアンプル用の自動検液機AIM(Automatic Ampoule Inspection Machine) の販売を開始しました。透過光による異物の検査方式「SDシステム」が確立されたのもこの頃で、現在に至るまで世界中の製造ラインにおける検査で採用されています。

1980 年前後には、販売拠点をドイツやアメリカにも設立し、事業のグローバル化を加速させていきます。

90年代には、市場のニーズに応えるべく、カメラを搭載した外観不良検査の自動化を実現。対応製品も液剤だけなく凍結乾燥製剤、対応容器もバイアル、シリンジ、カートリッジと幅を広げ、AIMは「AutomatedInspection Machine」として進化を続けました。

2010年代には、旧ボッシュパッケージングテクノロジーへと統合され、医薬品生産において検査機を含めたトータルラインでの提供が可能となりました。製品開発も活発化し、高速で汎用性に富んだAIM8000シリーズを上市します。さらに社会的要求の高まる容器完全性試験(CCIT)にも積極的に対応し、高電圧によるリーク検査技術※と、カメラ技術を一台に融合したAIM 3000シリーズが誕生します。また、LighthouseInstruments社と共同開発により、ヘッドスペースガス・レーザー分析法※によるリーク検査機 KHSシリーズもリリースされました。(※USP 1207、第18改正日本薬局方 (JP18)に準拠)

 


アンプル用自動検液機1号機 AIM275(1975年)

 

2020年には、世界初AIを標準搭載した外観異物検査機が、お客様の生産ラインで高い検査精度を実証しました。従来の画像処理技術では困難であった注射剤内の気泡と異物の判別がAI技術で可能となり、異物検知率の大幅な向上と良品の誤検知低減に成功しました。そのほか凍結乾燥製剤や高粘度液など、検査が難しい製品へのソリューションとして、AIを活用した検査機の開発を進めています。 このように、AIMの製品名に込められた意味も、アンプル検査機から始まり、多様な製品に対応した自動検査機、そして「AI」搭載の次世代検査機へと、技術とともに変化を遂げています。

医薬品メーカーを母体とした検査機メーカーとして、シンテゴンは常にユーザー視点にたち、お客様のニーズを追求しています。
例えば、不良品の高い検知率を維持しつつ、かつ、良品巻き込みの誤検知率を抑制する技術力は、製薬会社のご要望に応える過程で培ってきました。
お客様の課題解決に真摯に取り組む精神は、エーザイマシーナリー、ボッシュパッケージングテクノロジーを経て、2020年にシンテゴンテクノロジーに社名を変更した
現在にも受け継がれています。

当社の検査技術について、詳細はこちらをご覧ください。

 

シンテゴンテクノロジーについて
シンテゴンテクノロジーは、グローバルに事業展開するプロセス・包装機械のリーディングサプライヤーです。ボッシュの包装機械事業部であったボッシュパッケージング
テクノロジーとして、50年に渡り医薬品および食品分野における技術を中心に事業を展開し、2020年1月からは、ヴァイブリンゲン(ドイツ)に本社をもつ企業として独立しました。
シンテゴンテクノロジーは、世界15か国以上で30を超える拠点を構え、従業員数は合計6,100名に上り、2019年の売上は13億ユーロとなりました。
スタンドアロン機、一貫したシステム設備、アフターサービスを含め、インテリジェントかつサステナブルな技術を提供しています。
医薬品産業向けには、液剤および固形剤の製造ライン(製剤、充填、検査、2次包装など)を対象に、機械やソリューションを提供しています。
食品業界向けには、製菓用プロセス技術をはじめ、ドライフード(バー菓子、焼成菓子、コーヒーなど)、冷凍食品、乳製品を対象とした包装ソリューションなど、幅広い
製品およびサービスを提供しています。


お問い合わせ窓口
シンテゴンテクノロジー株式会社
村田 紀子
マーケティンググループ
080-3346-4902
noriko.murata@syntegon.com