医薬品分析展
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社
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- 受託解析|メタボローム解析
革新的な分析技術であるCE-MS技術をコアとし、受託解析/バイオマーカー探索の2つの事業を柱に、メタボロミクスビジネスを展開する研究開発型ベンチャーです。
会社カテゴリー:ラボ用測定・分析、分析、試験受託サービス、その他受託サービス、研究関連資材
主サービス提供地域:日本、中華人民共和国、大韓民国、台湾、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、インド
製品・サービス詳細
受託解析|メタボローム解析
サービスカテゴリー:臨床、分析、食品、化粧品
革新的メタボローム解析技術「CE-MS 法」を用いてメタボローム解析を行い、医学、機能性食品の開発、醗酵プロセスの最適化などの分野で、皆さまの研究開発を支援しています。
メタボローム解析とは
生体内には核酸(DNA)やタンパク質のほかに、糖、有機酸、アミノ酸などの低分子が存在しています。
これらの物質の多くは、酵素などの働きによって作り出された代謝物質(メタボライト)です。
生体内に含まれる代謝物質の総体(すべて)を「メタボローム」と呼び(”metabolite”と”-ome”からの造語)、その種類や濃度を網羅的に分析する手法のことを「メタボローム解析」あるいは「メタボロミクス」と呼びます。
それゆえ、メタボロミクスにおいては試料中に存在する代謝物質レベルを一斉に、かつ網羅的に測定する技術が鍵となります。
HMTでは革新的な測定技術「CE-MS法」を用いた解析技術を強みとしつつ、複数の測定機器を組み合わせることでお客様の目的に応じた解析を行っていただくことが可能です。
メタボローム解析についてや技術の詳細については下記ページもご覧ください。
解析プラン
目的に合わせた解析プラン
水溶性・イオン性代謝物質の解析
代謝物質の中でも、水に溶けやすく、極性の高い代謝物質の解析を希望される場合は下記プランをお勧めしております。
エネルギー代謝に関連する物質をはじめとして、一次代謝を構成する内因性の代謝物質(糖リン酸・アミノ酸・核酸・有機酸・ビタミン・短/中鎖脂肪酸・ジペプチド)など、解析対象として主要代謝物質の多くを網羅しています。
生体に多く含まれる水溶性・イオン性の代謝物質の網羅測定に最適なプラン | ||
網羅性と高感度を兼ね備えた水溶性・イオン性代謝物質解析の最高峰プラン
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ω Scan Advanced 未同定ピークも含めて報告する、水溶性・イオン性の代謝物質の高感度ノンターゲット解析プラン |
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中心エネルギー代謝に特化した高感度解析プラン | ||
安定同位体ラベルされた代謝物質を測定する解析プラン |
脂溶性・中性代謝物質の解析
代謝物質の中でも、油に溶けやすく、極性の低い代謝物質の解析を希望される場合は下記プランをお勧めしております。
脂肪酸や胆汁酸、ポリフェノール類やリン脂質など、脂溶性・中性の代謝物質を網羅的に解析します。
脂質メディエーターに特化した高感度解析プラン | ||
様々な脂質の測定が可能なリピドーム解析 |
水溶性・脂溶性、両方の代謝物質の解析
水に溶けやすい代謝物質と油に溶けやすい代謝物質、どちらも網羅的に解析を希望される場合は、複数のメソッドを組み合わせた下記プランをお勧めしております。
エネルギー代謝に関連する物質をはじめとして、一次代謝を構成する内因性の代謝物質(糖リン酸・アミノ酸・核酸・有機酸・ビタミン・短/中鎖脂肪酸・ジペプチド)のほか、脂肪酸や胆汁酸、ポリフェノール類など、様々な代謝物質を網羅的に解析します。
水溶性・イオン性に加え、脂溶性・中性の代謝物質も測定する最も網羅性の高い解析プラン |
プラン選びに迷ったら
注目している代謝物質、代謝経路によってお選びいただくことをお勧めいたします。
- エネルギー代謝以外にも広範な代謝物質を確認したい場合にはベーシックスキャン
- 微少試料の解析や高感度解析を必要とされる場合にはオメガスキャン
- 未知物質を含めた高感度網羅解析ならばオメガスキャンアドバンスト
- 特にエネルギー代謝に興味がある場合にはシースコープ
- 安定同位体を用いたラベル解析であればエフスコープ
- 水溶性に加えて、脂溶性の代謝物質についても興味がある場合にはデュアルスキャン
- 脂質メディエーターに着目されているのであればメディエータースキャン
- 脂溶性の代謝物質に特化して詳細な解析を行いたい場合にはリピドーム解析
をお選びください。
プラン選びにお悩みの方は、HMT担当営業がご希望をお伺いし、最適なプランをご案内します。どうぞお気軽にお問合せください。
キャンペーンをご活用ください
HMTでは、時期によりお得にメタボローム解析をおこなえるキャンペーンをおこなっております。
ぜひキャンペーンをご活用いただき、思い描いていたメタボローム解析をおこない、研究を一歩前にすすめてください。
オプション
4タイプ7つのオプションをご用意しています。
タイプ1 解析物質を拡張するオプション
オプション1:脂溶性物質解析(LC-TOFMS解析)
LC-TOFMSを用いて、脂肪酸、アシルカルニチン、胆汁酸、ステロイド、ポリフェノールなど約300物質について分析します。 「LC-TOFMS解析」は単体でご注文いただくことも可能です。 |
オプション2:ジペプチドスキャン
解析結果から、HMTのジペプチドデータベース*に近似するm/z、MTのピークが検出された場合に、候補ペプチドの名前を報告します。 *20種類の基本アミノ酸から構成される2残基ペプチドに関するm/z、MTの情報が収載されているライブラリ |
タイプ2 定量を行うオプション
オプション3:ターゲット濃度計算(110物質定量)
HMTのCE-TOFMSまたはCE-FTMSによる測定で検出されたピークのうち、解糖系/糖新生、TCAサイクル、ペントースリン酸経路、脂質代謝、アミノ酸代謝、核酸代謝などに関わる110の代謝物質について、該当代謝物質の試料中濃度を1点検量により算出し、報告します。 ※試料中濃度が検出限界以下であった場合は報告されません。 |
オプション4:ターゲット濃度計算(353物質定量)
HMTのCE-TOFMSまたはCE-FTMSによる測定で検出されたピークのうち、解糖系/糖新生、TCAサイクル、ペントースリン酸経路、脂質代謝、アミノ酸代謝、核酸代謝などに関わる分子を含む353の代謝物質について、該当代謝物質の試料中濃度を1点検量により算出し、報告します。 ※試料中濃度が検出限界以下であった場合は報告されません。 |
タイプ3 新たなコンテンツを追加作成するオプション
オプション5:追加レポート(追加報告書作成)
HMTで測定したデータに対し、追加でお客様ご指定の1パターンにて、以下を実施します。 |
タイプ4 メタボローム解析結果に統計解析を追加するオプション
オプション6:追加統計解析
メタボローム解析結果データに対して、PLS(Partial Least Squares, 部分最小二乗法)解析を用いた追加解析や代謝物質量比の計算、ボルケーノプロットの作図、箱ひげ図の作成などを行い、医学的、生物学的な解釈をサポートします。HMTで取得したデータのみならず、ご自身や他機関で取得されたメタボロームデータについても統計解析を行うことが可能です。 ※原則として、反復のないデータ(n=1)の比較解析はお取り扱いいたしかねます。 ※解析手法の性質上、原則として、3検体以上の試験に限ります。 ※HMTの納品物にはウェルチのt検定のほか、PCA(Principal Component Analysis, 主成分分析)やHCA(Hierarchical Cluster Analysis, 階層的クラスタリング解析)が標準で付属します。本オプションは更に統計解析を追加するオプションとなります。 |
PLS(部分最小二乗法)
PLSは、メタボロームデータの解析に汎用的に用いられる、試験群の分類情報を考慮した次元縮約を伴う多変量解析の一種です。 試験群の分類情報を考慮しない主成分分析(PCA)では群間差が不明瞭の場合に有効で因子負荷量から各軸に相関の高い物質群を簡便に抽出できます。 |
ボルケーノプロット
ボルケーノプロットは、それぞれの代謝物質について試験群間の比をlog2変換し横軸に、t検定結果のp値をlog10変換し縦軸に示した散布図です。群間比較で顕著にかつ統計学的有意に高値または低値の代謝物質群をひと目で把握できます。 |
箱ひげ図
特に臨床検体のデータなどに関しては、各群の平均と標準偏差だけを示した棒グラフよりも、データの分布がひと目でわかる箱ひげ図(Box plot)が重宝されます。 納品されるExcelファイルには、Excelベースで作成された各物質の箱ひげ図が描画されており、フォントや色など自在に改変可能です。 論文投稿やスライドの作成に非常に便利です。 |
ご依頼方法~その後の流れ
お気軽にお問い合わせください。
ご注文にあたり、まずはお問い合わせください。
試験目的に沿ったHMTメタボローム受託解析プランのご紹介や試料の準備時にご注意いただく点など、担当営業が直接お伺いしてサービスについてのご説明をいたします。 (電話・メールでのご連絡やウェブでの面談となる場合もございます)。
お問い合わせの際に、
- 分析したい試料の種類や状態、数
- 特に注目している代謝物質(あれば)
- ご予算の規模や期限など
- メタボローム解析のご経験
などを記載いただきますと、その後の対応がスムーズになります。
お客様のご要望をお聞きしたうえで、受託解析サービスのお見積りを作成いたします。
原則として、PDF形式の見積書をメールでお送りしておりますが、見積書原本が必要な場合は、担当営業にお申し付けください。
見積書と同時にお渡しする発注書に、必要事項をご記入のうえFAXにてご送付いただきますと、正式な発注となります。