株式会社IDAJ

主に工業の世界で急速に進行するクリーンテクノロジーにおいて、シミュレーションはより効率的でコストパフォーマンスの高い重要なツールとなってきました。この流れは、医療や医学の世界にも広がっており、オートノマスメッシング熱流体解析プログラム「CONVERGE」の適用事例にもこれらバイオメディカル領域の事例が増えてきましたので、この場をお借りしてご紹介します。
シミュレーションは、in vivoおよびin vitro技術の補完的なアプローチという位置づけです。In silico研究は、非侵襲的であり、患者へのリスクを想定されません。さらに、生理学的環境をシミュレーションに組み込むことができるため、仮想のin situな研究が可能です。生物医学分野において、シミュレーションと実験の組み合わせはますます一般的になりつつあり、その結果は有望であると考えられています。シミュレーションは、医療機器の設計と評価に役立ち、また、理学的プロセスと疾患の進行に関する理解を深め、最終的には患者の転帰を向上させることが期待できます。

●解析事例【生体】
・大動脈内流れ（流体解析）
・頭蓋内動脈瘤のリスク評価（流体解析）
・前立腺肥大による尿流動への影響（流体解析）
・血管内の進行波による弾性変形（3次元流体構造双方向連成解析）
・CT画像から血管モデル作成、弾性変形＋血流（流体構造連成解析）

●解析事例【医療機器他】
・人工心臓弁の流体構造連成（流体構造連成解析）
・遠心型血液ポンプ性能解析（流体解析）
・混合解析 ～液体，気体，紛体～（流体解析）
・透過膜解析（流体解析）
・EOG滅菌装置解析（流体解析）
・埋め込み型ニチノールステント（構造解析）
・心臓血管デバイス –心臓不整脈治療（構造解析）
・各種機器製造プロセスの解析（構造解析）
・タブレットコーティング工程
・ドライパウダー吸入器（粉体解析）

他にも多数の事例がございますので、いつでも個別にご紹介させていただきます。また、お客様の課題をお聞きした上で、CAEを適用したソリューションをご提案させていただきます。技術的なディスカッションだけでも結構ですので、どうぞお気軽に当社へお問い合わせください。