ライフテクノロジーズジャパン株式会社 バイオサイエンス事業部

NGSワークフロー用のDNAクリーンアップとサイズセレクション用の磁気ビーズ

Applied Biosystems™ MagMAX™ Pure Bindビーズは、次世代シーケンシング（NGS）ライブラリー調製およびPCRアプリケーション用の、高性能DNAクリーンアップやサイズセレクションにおける選択肢となります。このテクノロジーにより、コスト効率とエネルギー節減の両面で、質の高い結果を維持できます。MagMAX Pure Bindビーズは、手動と自動の両プロトコルに対応しており、確立されたワークフロー上でもそのまま置き換えていただくことが可能です。

MagMAX Pure BindビーズをThermo Scientific™ KingFisher™シリーズと組み合わせることで、ハンズオンタイムを短縮し、ハイスループットのクリーンアップを実現します。常温で保管できるので、使用前にビーズを室温に戻す必要がなくなり、待ち時間を短縮します。MagMAX Pure Bindビーズをマーケットリーダーである他社のビーズと比較すると、お求めやすい価格で、他社とそん色ない高いパフォーマンスを実現できることがわかります（図1～4）。

高性能なDNAクリーンアップ

図1．高い回収率、および不要なフラグメントの除去の達成。
PCR産物を標準プロトコルに従い、MagMAX Pure BindビーズとA社のビーズにより除去しました。フラグメントDNA 500 ng（サンプル対ビーズ比：1.8）のインプットを使用して、クリーンアップ後の回収率と除去効
率をクリーンアップ前のインプット量に対する割合として算出しました。MagMAX Pure BindビーズはA社のビーズと機能的に同等で、90 bp未満のフラグメントを効果的に除去でき、90 bp 超のアンプリコンについては、約90%の高い回収率であることを示しました。

同等のクリーンアップパフォーマンス

図2．ゴールドスタンダードの磁気ビーズと同等のパフォーマンス。
標準プロトコルに従い、MagMAX Pure BindビーズとA社のビーズを使用して500 ng のインプット量のDNAをクリーンアップしました。サンプル対ビーズ比（X）を0.6 から1.8まで変化させてクリーンアップを行
い、クリーンアップ後のフラグメントを比較しました。MagMAX PureBindビーズは、サンプル対ビーズ比の範囲全体で、A 社のビーズと同等のクリーンアッププロファイルを示しました。

図3．一貫したクリーンアッププロファイル。
標準プロトコルに従い、MagMAX Pure BindビーズとA社のビーズを使用してDNA 500 ng のインプットを除去しました。サンプル対ビーズ比1.8でのクリーンアップを行い、クリーンアップ後のプロファイルを比較しました。MagMAXPure Bindビーズは、推奨されるサンプル対ビーズ比1.8 で、A 社のビーズと同等のクリーンアッププロファイルを示しました。

ダウンストリームでの品質結果の維持

図4．信頼性の高いダウンストリームでのNGS解析。
標準プロトコルに従い、MagMAX Pure BindビーズとA社のビーズによりライブラリクリーンアップを行いました。次に、Ion Chef™システムによりテンプレートを調製し、Ion GeneStudio™ S5システムを使用してシーケンスを行いました。シーケンシングデータを解析し、平均リード長、ターゲットにおけるリード、およびエンドツーエンドリードについて比較しました。MagMAX Pure Bindビーズをアップストリームで使用して得られたシーケンス結果は、A社のビーズを使用して得られたシーケンス結果と同等のNGSの結果をもたらしました。