コスモ・バイオ株式会社
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- 前培養不要!発熱性物質試験に便利なキット instaCELL® pyrogen detection kit
ライフサイエンスに関する研究用試薬、機器、臨床検査薬の仕入れ(一部自社製造)及び国内・海外販売
会社カテゴリー:ラボ用測定・分析、分析、試験受託サービス、その他受託サービス、商社、研究関連資材
主サービス提供地域:日本
製品・サービス詳細
単球活性化試験(Monocyte Activation Test; MAT)は、TNF-αやIL6などの炎症性サイトカインの放出によりヒト単球を活性化し発熱を引き起こす物質; Pyrogen(パイロジェン)を検出または定量するin vitro 試験で、医薬品や医療機器の品質管理および安全性評価のために利用されています。従来の発熱性物質試験では、ウサギを用いた試験やカブトガニのライセートを利用した方法が使用されてきましたが、近年では再現性やコストの問題に加え動物愛護の観点から、in vitro試験の利用が推奨されています。
acCELLerate社では、独自の細胞凍結技術により作製したヒト THP-1 Assay Ready Cellsを用い、MATに利用可能な検出キットを提供しています。
特長
- エンドトキシンだけでなく、非エンドトキシン発熱物質も検出可能
- TNF-α特異的なELISAにより、発熱性物質を検出
- PBMCや他の単球細胞株と同等の優れた感度(LOD < 0.05 EU/ml)
- バッチ間差が小さいため、高い再現性を保持
- 前培養なしにそのままアッセイに使用可能
- 自社研究利用だけでなく、受託試験での使用も可能
データ例
非エンドトキシン発熱性物質 (NEP) の評価
図1.
アッセイの特異性を確認するため、非エンドトキシン発熱物質 (NEP) である [A] フラジェリン、[B]加熱殺菌した黄色ブドウ球菌 (HKSA) および [C] リポタイコ酸 (LTA) を用いて試験を実施したところ、試験したすべてのNEPにおいて、濃度依存的な相関が確認された。また、このことから各種Toll-like 受容体が本細胞で発現していることが確認された。
バッチ間差の評価
図2.
ロバストネスの確認のために6つの独立したバッチを用い、3人の異なる実験者により6日間に6回の実験を行ったところ、安定した結果を示した。各アッセイは欧州薬局方の基準を満たし、検出下限は0.1 EU/mlとなった。
商品ラインアップ
アッセイのために必要な試薬が全て含まれたキット品およびAssay Ready cells単体を取り扱っています。 Assay Ready Cellsは使い切り用として販売しており、細胞を増やす目的での培養、継代、および再凍結は不可となります。ご購入に際し、事前に購入申込書のご提出が必要となりますので、詳細はお問い合わせください。 | instaCELL® pyrogen detection kit |
品名 | 形態 | 品番 | 構成品 |
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instaCELL® pyrogen detection kit (MAT) | キット品 | SF240 |
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THP-1 macrophage Assay Ready Cells | 細胞 | RE514 |
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