一般財団法人バイオインダストリー協会
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会社カテゴリー:学会、協会
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セミナー詳細
開催日:2026/02/19
開催日:2026/02/19
奨励賞受賞者講演 第3弾/ 「生命を"測り・伝え・運び・創る"~分子・微生物・材料・細胞が切り拓くバイオ実装を加速する革新技術~」
研究・開発、臨床、製造、再生医療
バイオインダストリー奨励賞第9回受賞者特別企画講演 第3弾を開催いたします。
開催概要
【開催日時】 2026年2月19日(木) 15:00~17:00
【会場】 Zoom配信
【定員】 200人
【主催】 (一財)バイオインダストリー協会 広報部 大賞・奨励賞事務局
生命現象の多くは、これまで「見えない」「測れない」「制御できない」領域にあった。2025年度バイオインダストリー奨励賞受賞者4名は、そうした限界に挑み、分子レベルの現象を可視化し、微生物の営みを解き明かし、革新的材料や細胞技術として社会実装へとつなげている。植物が放つ揮発性有機化合物をその場で捉えるリアルタイム質量分析技術、細菌が膜小胞を介して情報を伝達する新たな細胞間コミュニケーションの概念、あらゆるバイオ医薬品を自在に運ぶ「変幻自在ポリマー」、そして抗体医薬品製造を革新する高増殖CHL-YN細胞。基礎科学の深化と産業応用を架橋する最前線の研究成果から、次世代バイオが社会をどのように変えていくのか、その可能性を展望する。
プログラム
≫15:00~15:05
オープニングトーク
JBA事務局
≫15:05~15:30
「多成分の植物由来揮発性有機化合物の高感度リアルタイム質量分析法の開発と応用」
関本 奏子 氏(横浜市立大学 大学院生命ナノシステム科学研究科・准教授)
植物が体内で生産した代謝物を大気中や土壌中に放散させ、周囲の生物に影響を及ぼす現象として、「アレロパシー」が知られています。アレロパシーを発揮する代謝物は多数あるとされていますが、当該物質の捕捉や効果検証は難しく、そのほとんどは未発掘とされています。
そこで我々は、植物に由来する揮発性有機化合物(BVOC)を、植物が生息する場所で・リアルタイムに・定量計測する、あるいは極微量なBVOCの構造解析を可能にする質量分析法を開発しました。本技術を用い、森林内の多成分BVOCの計測や新規アレロパシー物質の発掘に成功しました。
≫15:30~15:55
「細菌の細胞外膜小胞形成機構の解明による応用基盤技術の創出 」
豊福 雅典 氏(筑波大学 生命環境系・准教授)
細菌間相互作用に関する研究により、メンブレンベシクル(MV)を介して情報伝達が行われる「binary signaling」や、物質がMV内に濃縮されて分泌される「quantal secretion」といった新たな概念に繋がる研究をしてきました。さらに、MV形成には「explosive cell lysis」や「bubbling cell death」などの普遍的な機構が関与することを明らかにし、MV形成が制御されたプロセスであることを示すことが出来ました。
これらの成果を基盤に、MVを用いた物質送達技術等の構築に取り組んでいます。
≫16:00~16:25
「多種多様なバイオ医薬品を標的部位に送達可能な変幻自在ポリマー」
東 大志 氏(熊本大学・准教授)
私たちは、あらゆるバイオ医薬品を目的の組織・細胞に送達可能なキャリア「変幻自在ポリマー」を開発しています。変幻自在ポリマーは多種多様なバイオ医薬品のかたちや電荷分布を認知して変幻自在に変形し、高効率に複合体を形成します。さらに、標的組織に到達すると細胞内によく取り込まれ、エンドソームを脱出し、細胞内でバイオ医薬品を放出します。その結果、既存の最高水準のキャリアよりも、高効率かつ安全にバイオ医薬品を細胞内に導入することができます。変幻自在ポリマーで世界の医療に貢献できるよう努めて参ります。
≫16:25~16:50
「抗体医薬品製造に向けたユニークな代謝経路をもつ高増殖CHL-YN細胞の樹立と開発」
山野-足立 範子 氏(大阪大学大学院工学研究科・准教授)
バイオ医薬品生産のための高増殖性の細胞を構築し、そのユニークな代謝の特長を生かした培養方法を確立しました。細胞は一般的な安全性試験をクリアし、CHL-YN細胞という名前で理研セルバンクに寄託しています。また、ゲノム等のシーケンスデータも公共データとして登録しています。
現在、産業界との連携により、CHL-YN細胞に適した、一般入手可能な専用培地の開発をしています。また現時点で、海外大手製薬企業を含めた21機関(提供先の1/4以上は海外)に本細胞を提供し、実用化を見据えた連携を開始しています。
≫16:50~17:00
クロージングトーク
参加方法
≫講演会参加費
無料(要事前申込み)
≫お申し込み方法
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≫お申し込み締め切り
2026年2月17日(火)
(1)参加者名簿は主催者・講師等で共有いたします。
(2)参加登録完了後に申込完了メール、前日にリマインドメールを送信いたします。
(3)セミナーURLは申込完了メールとリマインドメールに添付いたします。
(4)メールが届かない場合は、下記のお問合せ先担当者までご連絡下さい。
お問い合わせ
(一財)バイオインダストリー協会(担当:近藤、北清)
E-mail:jba.award(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください)