一般財団法人バイオインダストリー協会
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主サービス提供地域:
セミナー詳細
開催日:2025/12/01
開催日:2025/12/01
“未来へのバイオ技術”勉強会/ ニューロテクノロジーとは?社会実装に立ちはだかる課題
研究・開発、その他
脳にアクセスできる時代が、静かに始まっている。ニューロテクノロジーの先端技術を知り、社会が向き合うべき課題を考える。
開催概要
【開催日時】2025年12月1日(月)15:00~16:00
【会場】Zoom配信
【定員】 500人
【主催】(一財)バイオインダストリー協会
ニューロテクノロジーとは、脳や神経系の構造や機能にアクセスし、計測・解析・操作・模倣するための技術や装置を指します。近年、Brain-Computer Interface(BCI)や人工知能(AI)などの基盤技術の進化により、神経活動の可視化や制御が現実のものとなりつつあり、医療・福祉・教育・産業など幅広い分野での応用が期待されています。 一方で、日本国内ではこうした技術の急速な発展に対するガバナンス体制が十分に整備されておらず、国際的なルール形成への組織的な参画も限定的です。技術開発と並行して、国際的な動向を踏まえた国内ガバナンスのあり方を議論し、体制構築を進めることが求められています。 本セミナーでは、ニューロテクノロジーの最新動向を踏まえつつ、社会実装に向けた課題とガバナンスのあり方について、多角的な視点から議論を深めます。
プログラム
≫15:00~15:05
事務局連絡
座長
福士 珠美 氏(東京通信大学人間福祉学部 教授)
座長ご挨拶
≫15:05~15:25
ニューロテクノロジーの技術動向と社会実装に向けての課題
武見 充晃 氏(広島大学大学院先進理工系科学研究科 准教授)
ニューロテクノロジーとは、脳と機械をつなぐブレイン・マシン・インタフェース、脳活動の可視化と自己調整を促すニューロフィードバック、電気・磁気刺激によるニューロモジュレーションなど、脳科学と工学を融合した技術の総称です。本講演では、最新の計測・刺激技術を概説します。また、ニューロテクノロジーが急速に普及する中で明らかになりつつある社会実装に向けての課題と、それに対する私たちの解決策を具体例と共に紹介します。
≫15:25~15:45
ニューロテクノロジーの倫理・ガバナンスに関する動向―UNESCO勧告を中心に
福士 珠美 氏(東京通信大学人間福祉学部 教授)
ニューロテクノロジーの急速な発展に伴い、倫理的・社会的な課題への対応が国際的に求められています。UNESCOでは、International Bioethics Committeeが2021年にニューロテクノロジーに関する倫理的課題に関する報告書を発表し、2024年からは技術の開発・利用における人間の尊厳、プライバシー、自己決定権の保護を重視したニューロテクノロジーの倫理に関する勧告の作成に取り組んできました。2025年秋の総会において勧告が採決されれば、ニューロテクノロジーの適正利用や普及に関するガバナンスの方向性を示す重要な指針になると予想されます。本セミナーでは、このUNESCO勧告の内容と背景をご紹介するとともに、日本における倫理・制度設計の現状と課題を整理し、ニューロテクノロジーの社会実装に向けたガバナンスのあり方を展望します。
参加方法
≫講演会参加費
無料
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≫お申し込み締め切り
2025年11月29日(土)
※参加登録完了後に申込完了メール、前日にリマインドメールを送信いたします。
※セミナーURLは申込完了メールとリマインドメールに添付いたします。
※メールが届かない場合は、下記担当者にご連絡下さい。
お問い合わせ
(一財)バイオインダストリー協会(担当:中戸川、矢田、北嶋)
E-mail:nakatogawamck(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください)