ライフサイエンス企業情報プラットフォーム

ジェリクル株式会社

Tetra-PEGハイドロゲルを利用した様々な医薬品・医療機器(Gel Medicine)の研究開発を行っております。

会社カテゴリー:医薬品製造、再生医療関連、医療機器製造、化成品製造

主サービス提供地域:

ニュースリリース詳細

掲載日:2023/09/05

掲載日:2023/09/05

ジェリクルがコスモ・バイオと共同開発した生体組織・細胞・試料の固定化材TetraFixが販売開始

ジェリクルがコスモ・バイオと共同開発した生体組織・細胞・試料の固定化材TetraFixが販売開始

投稿日:2023年9月5日

テトラゲルを用いた医療革新を目指す東京大学発のバイオベンチャー企業であるジェリクル株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:増井 公祐、以下「ジェリクル」)とカイゲンファーマ株式会社(本社:大阪市中央区道修町、代表取締役社長:笠松 尚志、以下「カイゲンファーマ」)との間で、テトラゲルを用いる癒着防止材開発を目指す共同開発契約を締結しましたので、お知らせいたします。

テトラゲルを用いて医療に革新を起こす東京大学発のバイオベンチャー企業のジェリクル株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:増井 公祐、以下「ジェリクル」)とコスモ・バイオ株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役:櫻井 治久、以下「コスモ・バイオ」)が共同で開発した生体組織・細胞・試料の固定化材TetraFixの販売が始まりましたので、お知らせいたします。

1. TetraFixの概要
現在、生体組織・細胞・試料を固定して長期間観察するためには、アガロースゲルへの包埋が行われています。しかし、温度感受性のアガロースでは培養工程における物性の維持が難しく、十分な固定性能を発揮することができませんでした。TetraFixを用いれば、自己固化性の水溶液を添加するだけで生体組織・細胞・試料を簡単に固定でき、生体組織・細胞・試料を数週間固定したまま、顕微鏡等によって観察できるようになります。

2. TetraFixの用途
TetraFixは、2種類の液体を使用時に混和して、生体組織・細胞・試料に添加することで、組織を任意の立体に固化するよう設計された試薬です。生体組織等に添加するだけで、生きたまま簡単に固定でき、乾燥させることなく数週間安定した組織培養を維持することができ、顕微鏡等での観察が続けられます。生体組織等の変化の様子などの観察に有用で、幅広い基礎研究はもとより、医療技術の発展にも役立つものと期待されます。

3. 製品の特徴、販売開始日及び希望販売価格
製品の特徴:2種類の水溶液を混和し、生体組織・細胞・試料に添加するだけで、立体構造を維持し、数週間の間、顕微鏡等での観察が可能になる。

販売開始日:2023年9月4日
希望販売価格:35,000円(5回分)